ロンドンで好きな飲食店はココだ! – スタッフのおすすめ店

イギリスのご飯はまずいんじゃ、と2021年のいまでもたま〜〜に耳にする言葉ですが、否、結構おいしいですのよ!

歴史と伝統を背負い、ひたすら独自路線をゆく英国料理は引き続き存在していますが、「モダン・ブリティッシュ」なんて亜種が生まれたり、また多民族国家よろしく世界のおいしい料理が街のいたるところで食べられたりと、実は結構楽しい食文化があるんです。多数の人種の出入り、そして交わりは本当に大事なことなんだと食を通して学んでしまったりするわけです。

今回は、ロンドンで生活する弊社スタッフたちの、お気に入りのレストランやカフェをまとめてみました。全て訪問済みなので、胸をはってご紹介できる場所でございます。

Toff’s(フィッシュ&チップス、N10)

マズウェル・ヒルにある、有名フィッシュ&チップスのお店。ロンドンのベストフィッシュ&チップス賞を何度も受賞しているのも納得のおいしさです。きつね色にパリッと揚った衣はサクサクで、中身はふっくら。揚げ物だけどしつこくない。お魚の種類が豊富なので、食べ比べても楽しい。創業50年以上のこのお店、トラディショナルな雰囲気でありつつも、明るくてとても居心地が良く、何度も通いたくなります!

Secret Garden(アフタヌーン・ティー&オリエンタル料理、SW7 

ケンジントンにあるSecret Gardenに行ったことはありますか?

ショップやレストラン、カフェが並ぶメイン通りを抜けるとそこには静かな空間がありました。

私はコロナウイルスが拡大する前に行ったのですが、今振り返るとソーシャル・ディスタンスを保ちたい今に最適な場所でした。

この日は友人と2人で行ったのですがもちろんドーム1つ貸し切りでした。周りはカップルやグループでも来ているようで、誕生日などのお祝いに合わせて利用するのもいいですね。ドームの利用は事前予約が必要です。

スタッフさんも優しく、途中で温かいスコーンを持ってきてくれたりお茶のおかわりを聞いてくれたり、プライベートな空間にいながらもコミュニケーションに困ることなく最後までアフタヌーン・ティーを堪能できました。

35.00 per person/45.00 per person with Prosecco

メニューを見ているとアフタヌーン・ティー以外にもカクテルやコース料理も出しているようです。その時の気分やシチュエーションに合わせて何度も訪れたいですね。

私は最近、友人とアフタヌーン・ティーの食べ比べにはまっているのでどんどんおいしいお店を開拓したいです。

The Quality Chop House(モダン・ブリティッシュ料理、EC1R

美味しいモダン・ブリティッシュのレストランは雰囲気、インテリアも素敵で、お気に入りのところも多いのですが、クラーケンウェルにあるThe Quality Chop House もそのうちの一つ。もともとはヴィクトリア時代から続くお肉屋さんで、2012年にレストランをオープンしました。

併設のグローサリーから選ばれた食材を使ったお料理は、アンティークのお皿でサーブされるプレゼンテーションも特筆すべきポイント。瀟洒な佇まいの木枠の窓やモノトーンのダイヤ柄のフローリングのインテリアも相まって、センスの良い友人宅でご馳走になっているような、洗練されているけど気張ってないところが大好きなお店です(ちなみに建物はグレードII・リステッドに登録されているそう)。

グローサリーではお肉はもちろん、調味料、ワイン、チョコレートなどのこだわりの食材が販売されています。数年前に買ったミンスパイがとても美味しかったので、今年のクリスマスにまた買いに行こうと既に計画中です(笑)。

お店の詳細はロンドン・レストランガイドをご覧ください。

Swan(バー&モダン・イングリッシュ料理、SE1 

好きなレストラン・カフェの紹介ということで、携帯の写真を見返しつつ遠い記憶を辿ってみたものの、外食した日の写真があまり見当たらず、ロックダウン前の話になってしまいますが、テムズ川沿いにある、シェイクスピアズ・グローブに併設されたSwanというバー、レストラン&カフェが個人的には思い出に残っている好きな場所です。

サンデー・ランチやその他のメニューも評判のようですが、ここではシェイクスピアの作品をテーマにしたアフタヌーンティーも楽しめます。

私が訪れた日のテーマは、「A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)」(当時は£28.50とお手頃価格)でした。

とても落ち着く雰囲気で、店内からはセントポール大聖堂も望められ、天気のいい日はテムズ川沿いを散歩がてら歩いて、テート・モダンも近いので立ち寄ることもできます。

ロックダウン前には、劇場巡りも一つの楽しみでしたが、今はまだ自粛中。微力ながら演劇界を応援するためにもそろそろ足を運びたいと思っている今日この頃です。

The Penny Drop(カフェ、W1T )

在宅勤務のときは自分で入れていたコーヒーですが、出勤するようになってからは、どこにおいしいコーヒー・ショップがあるかが気になりはじめました。ロンドンのフィッツロヴィア地区にある「ザ・ペニー・ドロップ」はなかなか私の好きなタイプのコーヒーを出してくれます。メルボルン発のお店ですが、お勧めは昭和の喫茶店で出されていたような、やや酸味のあるフィルター・コーヒー(V60 £4)。店内は至ってシンプルで、さらりとした心遣いのあるサービスが気持ちよく、レトロな「ポロック玩具博物館」が窓の外に見えるのもボーナス・ポイントです。

ミュージアム・ショップが付属したポロック玩具博物館

こぢんまりとしたカフェの外観

テイク・アウェイの紙コップもかわいい。左はフラット・ホワイト(£3)

Speedy’s Sandwich Bar & Cafe(カフェ、NW1

ここのお店は以前住んでいた家の近くにあったため、よく週末にEnglish Breakfastを食べにいっていました。

たまたま通りすがりに見つけたお店なのですが、実は、BBCドラマ「SHERLOCK」の中でシャーロックたちが住んでいる建物の隣で、番組中にもシャーロックが利用するシーンが出てくるお店だそうです。そのため、店内の壁には撮影時のBenedict CumberbatchやMartin Freeman写真が飾られています。そうした聖地巡礼の要素はさることながら、味も美味しいということで、週末は結構混み合っています。自分は恥ずかしながら、SHERLOCKを見たことがなかったのですが、本当にここのEnglish Breakfastは好きで、ロックダウン緩和後私を激太りにさせた要因の一つです(笑)。

メニューは、English Breakfastをはじめ、サンドイッチ、リゾット、パスタ、ハンバーガーなどさまざまなメニューがあります。まだ試したことのないメニューが沢山あるので、今度試してみたいと思っています!

Banh Mi Town(ベトナム料理、W1W

「オフィス近くで安くておいしいベト飯はないだろうか」と探して見つけたのがこのお店。おめかしして行くレストラン、というよりシンプル・イズ・ザ・ベストな感じの雰囲気がただよい、あっさり気味の店内(?)ながら、ささっとおいしく、そして満腹感の得られるベト飯が楽しめるお店です。もちろんテイクアウェイもできます。

まだフォーしかトライしていないのですが、バインミーやバーミセリなど王道のベトナム料理がそろっています。ヌードル系に関しては、大・中(この店の基本サイズ)・小が選べるのがありがたい。普段、こんなにいらないんだけどな~と思いつつ無理して食べることの多い私にとって、このオプションは腹にも財布にも優しく、大変重宝しています。

ちなみにフォーなら大(£8.95)・中(£7.5)・小(£6.75)。小といっても普通にラーメンどんぶりで出てきます。ロンドンのど真ん中、フィッツロヴィア地区で吉○家ばりの「うまい、やすい、はやい」が実現できている貴重なお店です。

 

いかがでしたでしょうか? 気になるお店はありましたか?

昨今は、飲み食いはOK、だがしかしオーダーの際はマスク着用を、という謎ルールも引き続き存在しておりますので、訪れる際はどうぞマスクをお忘れなく。

弊社のロンドン・レストランガイドではさまざまなジャンル、エリアにある良きお店を多数紹介しております。友人と、恋人と、家族との食事に行く際はぜひ参考にしていただけたら幸いです。

 

 

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