2021年、スタッフの秋の思い出 – 現地レポート
2021年も早いものであと2カ月をきりました。
ハロウィーンも終わり、ロンドンの街ではそうそうにクリスマスムードがただよっているこのごろです。
イベント前の高揚感に比例し、寒さも日々増してきており、朝起きるのも辛くなってきました。「なんだか、とても眠いんだ……」脳内パトラッシュに話しかける毎年恒例の個人イベントもすでに始まっています。
私はさておき、他の弊社スタッフはとても元気ですよ。
各々短い秋を全力で楽しんでいるようなので、夏の思い出に引き続き、秋の思い出も聞いてみました。
①ハロウィーンでハウス・パーティー(Hさん)
ハロウィーンの日、ハウス・パーティーへ行ってきました。
誰でも参加OKというフランクな感じで、主催者の友人がそのまた友人を誘い、ほとんどの人が初めましての状態でした。自分は友人に誘われて行ってみたのですが、門構えからハロウィーン演出がしっかりとされており、本場イギリスのハウス・パーティーの格の差を見つけられました。中に入ってみると皆多種多様な仮装を召されており、ジブリ作品のカオナシ・まっくろくろすけから、18世紀の貴族の服装、お化けなどの怖い衣装など、誰一人かぶっていませんでした。
(18世紀の貴族の仮装はイギリスらしいなと個人的に面白かったです)
初対面の人でもなぜその仮装に至ったのか等、話のネタがたくさんあった為話が弾みやすく、人見知りの自分も孤独になることなく、楽しめました。
外で楽しく過ごすのもいいですが、イギリス流ハウス・パーティーのように少数で節度を持って楽しく過ごすのが至高だなと感じました。
②思い出は秋(Aさん)
以前ブログで、「もし自分が日本へ帰ったら、英国の何を真っ先に懐かしく思い出すだろうかと考える機会があり、駅から今住んでいるフラットまでの道のりを思い浮かべた」と書いたことがありました。そして「それは夜で、街灯のオレンジ色の光が、止まっている車や、歩道の脇に落ちているたくさんの落葉を柔らかく照らしている、そんな光景」なのだとも書きました。今回、秋の思い出というお題をもらってすぐに想像したのも、やっぱりそういう光景でした。なぜそうなるのかは分かりません。雨に降られてしっとりした落ち葉の香りも含め、現在進行形の秋がなぜかそのまま丸ごと懐かしい思い出として浮かんでくるのです。
小さいときにイギリスの児童小説を読んでいると、これと似たような気持ちになることがあった気がします。「くまのパディントン」だったのか「ドリトル先生」だったのかも分かりませんが、登場人物に自分を重ねて、やたらと雨の降るイギリスの街角を夢見ていました。そうして、ロンドンの落ち葉はなにかそのときの小さかった自分とリンクしているような気もします。今の自分にないものを手繰り寄せる作業としては、憧れも思い出も同じような手順ですから、脳のシナプスがどこかで錯綜しているのかもしれません。
③南ウェールズに行ってきた(Yさん)
私はカナダ人の友人が遊びに来てくれたので2週間程旅行をしたり、ロンドンを満喫したりしました。
この時期の国際旅行は規制が緩和されたといえども、書類の提出などが通常より多いのでまだまだ大変です。そんな中私に会いに来てくれた友人には感謝です!
(イギリスのコロナウイルスに関する情報は弊社ウェブサイトでも確認できるので、是非ご利用ください。)
そんな中、特に思い出に残っているのは南ウェールズに行った週末です。
友人とお城を見たりナショナルパークでハイキングをしたりとアウトドアな週末になりました。そしてなんといっても食欲の秋。旅行をしたらローカルフードを食べるのはマストです。
④ハロウィーンと暗黙のルール(Eさん)
ハロウィーンの時期になると、電車などで不気味なものを運んでいる人をみかけます。お店などのディスプレイ用でしょうか。しかも袋などには入れずに、膝の上や座席の後ろに自然な形で置いているため、突然目にすると結構ビックリします。しかも運んでいるのは、本当に普通の格好をした人だったりします。明らかに可笑しい光景なのですが、周りの人達は何事も起きていないかのように普通にしています。目に入ってすらいないのでは?と思うくらいです。
せめて袋に入れるか何かで覆ったらどうだろうか?と思うのですが、そこは文化の違いでしょうか。とても勇敢だなーっといつも思います。
ある日、同じ方面へ向かう停車中の二台の電車のうち、一方に等身大くらいの三体の骸骨を抱えた男性が乗っていました。私はもう一方に乗車していたのですが、どうやらその男性が乗っている電車の方が先に発車するようでした。一緒にいた友人に「あっちに乗り換えよう」と言うと「えっ、本当にあのスケルトン・トレインに乗りたいの?」と冗談で返答。その途端に、周囲にいた数名の乗客が「ぷっ」と吹き出して笑っていました。
皆気にしていないのか、気にしていないふりをしているのか、はたまた全く気にならないのか不思議に思っていたのですが、何だかちょっと謎が解けた気がしました。
もしかしたら、時間帯やグループによって会話が生まれることもあるのかもしれませんが、変に反応することで、相手を不快な気持ちにさせることなく、トラブルを避けるためのにも、事情は分かった。その上でそっとしておこう。という気遣いなのかもしれません。そこは日本人も同じかもしれないですね。でも奇抜なものを隠さずに運ぶ大胆さには度々驚きますが、私も英国であと何年暮らしたら、その度胸が身につくのだろうかと思う今日この頃です。
⑤リーズ旅行(Iさん)
この秋は、以前から一度行ってみたいと思っていたリーズ(Leeds)に行ってきました。リーズはロンドンから2時間20分、今回のチケット代はLNERでお得なディールがあったので、片道10ポンドでした。
リーズ観光の一番のお目当てはオリジナルのM&S。今では英国内外に多くの店舗があるスーパーマーケットですが、1884年にKirkgate Marketにストールを出店したことが始まりだそう。1900年代初めに別の場所に移転したようなのですが、2012年にヴィクトリア時代の雰囲気が漂う「Penny Bazaar」として復活。SNSで写真を見かけてから、気になっていたスポットでした。
そのほかの見どころは、ヘンリー8世の宗教改革の一環で行われた修道院解散により廃墟になったKirkstall Abbey、吹き抜けの階段が美しいRoyal Armouries Museum、ヴィクトリア時代の建物を再建したショッピング・アーケード、Victoria Quarterなど。ここからはなかなか興味深いリーズの観光スポットを写真でご紹介します。
⑥結婚式に参列した(ネロ)
暖かい秋のとある日、イギリス人カップルの結婚式に行ってきました。
シアター関連の仕事をしている2人なので、本人はもちろん参列した人たちもスーツビシー、キラキラドレスー、というおかたい感じではなく、カジュアルでオープンな結婚式(助かる)。また、より豪華な式にするため、ロンドン郊外を会場に選ぶカップルが比較的多いなか、「それじゃあ人が集まりにくいだろう」ってことでロンドンのハックニーをチョイス、昼から夜中の1時までぶっ通しの豪快な式でした。
夜の二次会はバンドを呼び、ライブミュージックで踊る、踊る。踊って飲んで、汗だくになった1日でした。
その後二人はカリブ海に浮かぶ楽園、バルバドスへハネムーン旅行。お土産にめちゃめちゃ辛い、スパイシー・ソースをくれました。最近はサンドイッチ、お肉料理、サラダなど、あらゆるものにかけて楽しんでいます。
⑦家族とのんびり(Mさん)
I’m writing this blog to capture my thoughts, feelings, and emotions in this season of Autumn. When the weather finally starts to cool down and the leaves start to change colors, that means you’ve made it to the best season of the year. What makes autumn so spectacular is the endless amount of cozy fall activities you can do together with family.
During the day I’m an Accountant and by the night I’m an Entertainer for 3 beautiful little kids. I feel truly blessed that my parents are living with me in the UK and it’s an honor to be able to serve them. This Autumn we have planned to visit some of the national parks and take a long foliage drive.
This a season knitting, hosting bonfire, and visiting sunflower farms so Enjoy it until it lasts!
⑧リージェンツ・パークで紅葉散歩(Kさん)
先日、ロンドンの秋の景色をハンティングするべく、秋のリージェンツ・パークに繰り出してみました。黄色や赤に色づいた木々を眺めながらの散歩はとても癒し効果がありました。
イギリスに来てから読書はもっぱら電子書籍に切り替わり、仕事中はもちろん1日中パソコンと向き合っていて……そうなるとオンもオフもずっとディスプレイを見ていることになってしまいます。目や脳を休めるために時にはこんな時間が必要不可欠だなぁと感じます。
大都会ロンドン……お店に美術館にイベントに、楽しい場所がたくさんありますが、カメラ片手に街並みや自然の景色を眺めながら無計画に歩くのが私はいちばん好きです。
そんな極めて低コストな何てことなさすぎる私の休日の活動を動画にしてみました。秋の日の公園をただただ散歩するだけの、のんびり動画です。穏やかなロンドンの秋の雰囲気を感じていただけると嬉しいです!