ウェールズに行ってきました
2006年10月17日 By 編集部員(麟)
週末はいつも疲れきっていて出かける気力もないのですが、金・月ともらったお休みとあわせて、3泊4日のウェールズ(&コッツウォルズ)旅行に行ってきました。
A地点からB地点までひたすら走りつづけるのが好きなドライブ狂が一緒だったため、可愛らしい町を見つけても、息を呑むような景色に出くわしても、ただ通り過ぎるだけ、まさに「車窓からのウェールズ」というタイトルがピッタリの旅行でしたが、それなりに楽しめました。
ウェールズと言えば、自然の美しさで知られていますが、泊まった場所も自然味溢れる果樹園の内のコテージ(ちなみにこの果樹園で採れるブラック・カラントとリンゴはライビーナに供給しているそうです)。敷地内で暮す30代のオーストラリア人夫婦とその子供たち以外は、半径3キロメートルぐらい誰もいない静かな場所でした。ここに辿り着くには、車がやっと1台通れるようなくねくねした細い道を通っていくのですが、その間ほぼ人を見ることなく、ただ羊が草を食むのどかな田園風景が続いているだけ。途中、ウサギや鹿が道路にジャンプしてきたりと思わぬサプライズも。たまに人影を見かけると、我々がよそ者だとすぐに分かるのか、なぜか車に近づいてきて、「強盗?」と怯えるロンドンからの旅人に親切に道案内をしてくれるのでした(道案内も必要ないほどの1本道なんですが)。夜になると静けさがさらに深まり、空には満天の星空!小学校の林間学校以来ではなかろうかと思えるぐらい、見事な星空に息を呑みながら、ロンドンでは空を見上げることもないなぁと、ロンドンでの忙しい日々を思い出し、物思いに耽る日々を過ごしました。
ウェールズだけでなく、街からちょっと離れただけで、のどかな田園風景が広がるのが英国の魅力。ロンドンの速いテンポの暮らしに疲れを感じた時には、カントリー・サイドでのショート・ステイをおすすめします。