16 Jul 2009
セータリおじさん登場
By 編集部員(籠)
車を降りると、セータリさんが出迎えてくれました。
セータリさんは、ヘルシンキ郊外で複数のコテージを経営していて、農家を兼業しているそうです。コテージは通常、森に囲まれた場所にあるので、そういった場所に土地を持っているのは多くの場合、農家の人たちなんですね。
16歳の時から働き出して、土地代含めコテージの設営にかかる費用をすべて自分で工面し、英語だって働きながら独学で学んだというセータリさん。そんなこと自分からはおくびにも出さず、代わって彼の奥さんが自慢気に話してくれたことなんだけど。
ともかく、簡単な挨拶を終えると、セータリさんとのコテージ見学が始まりました。
ボートに鍵はかけていないけど、盗難の憂き目に遭ったことは過去数十年ないそうです
セータリさんのコテージは、流れのゆるやかな、大きな川の側にあります。その川の色がちょっと茶色く見えるのが気にかかったので尋ねてみると、「川底の土の色が茶色いだけであって、川の水そのものは非常に澄んでいる」とのこと。 そう言い終わるや否や、セータリさんが突然しゃがみ出して……
それぐらい、川の水がきれいってことなんですね。セータリさんとのコテージ見学は、まだまだ続きます。
今日の1枚
川の水を飲んで、なんだか「してやったり」の表情
取材協力: Finnair、 Visit Finland、Finavia、日本政府観光局(JNTO)