17 Jul 2009
セータリさんの自宅を訪問
By 編集部員(籠)
コテージの見学を終えてセータリさんの自宅に招待されると、そこでは彼の奥さんが待っていました。
奥様の夢は、このキッチンにもう一つ大きな窓を作ること。そうすれば、わざわざ玄関に出なくても、キッチンから訪問客に話しかけることができるから、というのが理由らしい。ともかくこの家で、コーヒーをご馳走してくれることになりました。
いつの間にか、川の向かいに住むというおばさまもコーヒー・タイムに合流。
美味しいコーヒーを飲みながら、セータリさんが話してくれたこと。
コテージは2人用、つまりカップルでの利用が人気を集めていること。
でも最近の人は、コテージに宿泊した後に簡単な掃除さえしなくなってきていること。
フィンランドが欧州連合に加盟して以来、国内の農業は厳しい競争にさらされていて、コテージの兼業でもしなければ日々の生活を営んでいくのはなかなか難しくなってきていること。
でもやっぱり色々な人と出会えるコテージ経営は楽しいこと。
コテージでは、「沈黙を聞く」ことができるということ。
フィンランドの森で、「沈黙を聞き」ながら飲むコーヒーは、確かにロンドンのオフィスでいつも飲んでいるものとは、大切さが違います。
コーヒー一杯を大切に飲めるというのも、これまた旅の楽しみ。(続)
今日の1枚
セータリさんの、強さと優しさに溢れた手
取材協力: Finnair、 Visit Finland、Finavia、日本政府観光局(JNTO)