華麗なる3連休……
2007年5月08日 By 編集部員(月)
先週末は3連休。ゴールデン・ウィークには適わないまでも、やっぱり連休というのは嬉しいものです。いつもはなんだかんだいって1日くらいは仕事が入り、結局はいつもの土日と同じというパターンなのですが、今回は3日丸々休み。もう数日前から「うーん、3日間も一体どうやって過ごそう♪」とウッキウキでした。しかし、しかーし、今年に入ってから厄続きの私、今回もやっぱり厄は私を見捨てなかったのです……(なんか違う気が)。
遡ること数日前。夜寝る前にもかかわらず「うーん、止まらない!」とおせんべいをバリバリ食べていた私の口の中で突如「がきん」という音が。いやあな予感がしてそのがきんの正体を探ると、案の定、金歯でした。口の中を探ると、ああ……ありますあります。でっかい穴が。痛くないから大丈夫と思い、もう一口かじるとう、穴が大きいぶんやっぱりうまくモノが飲み込めません。はい、歯医者決定です。
1年ほど前、巨大虫歯の治療でロンドン中を駆け巡ったことのある私。日本の歯医者の治療跡を「さすが日本、素晴らしい技術だ!」と感心してくれる、心優しき(ちょっぴり不安な)インド人歯医者さんに早速予約を入れます。1回目の診察は平日。そして栄えある2回目は……連休初日となったのでした。
連休2日目、日曜日。翌日は友人たちとランチ & 観劇の予定が入ったので、この日は家事デーとします。でもちょっとくらい連休らしいことをしたい、そんな思いからケンジントン・ガーデンズを散歩→買い物、というパターンに。散歩の友はあったかいカフェ・ラテとベルギー・ワッフルです。「こんなのって、いかにもロンドナーの休日ってカンジ♪」とご機嫌にお散歩を続けていると、どっぴゅう~!! という音がまさに聞こえてくるような突風が。びゅーびゅー吹きすさぶ風に翻弄されること数分、あっと気付いた時には私の手にあったカフェ・ラテとワッフルは湖に流されていたのでした。嬉しそうにツクツクとワッフルをかじる鳥さんたちを横目に必死にカフェ・ラテのカップを拾おうと水をぱしゃぱしゃする人間が1人……。そして冷え切った私の体をゾクゾク悪寒が走ったのでした。
連休3日目。友人とお出掛け♪……をキャンセル。そう、想像通り。風邪です。頭はガンガン、喉はゲヘゲヘ、1日にしてすごい威力です。「フン、どうせ外は雨だもん、外出なんかしたくなかったもんね!」と開き直ることくらいしかできません。日本では風邪を引いたら風呂に入るな、と言われますが、なぜかロンドンでは風邪の時こそお風呂、なのだとか。フラットメイトに執拗に勧められ、ゆっくりお風呂に漬かることにしました。「うーん、あったまるなあ。頭までぼうっとしてくるよ」。……そして30分後には気持ち悪くてうんうんうなっている風邪っぴきがベッドに横たわっていたのでした。
そんなこんなで終わった私の3連休。休み直前、あんなにワクワクしていた私の思いはどこへ消えてしまったんでしょう。あ、でも良かったことが1つ。風邪の調子、かなり良くなったんです。やっぱりお風呂に漬かったのが良かったのかなあ。(月)