ロックダウン中1ヶ月経ってみて、イギリス在住の私の周りの5つの変化について

1:治安の悪化
最近、路上生活者の方たちが、どんどん住宅街に来ていると感じます。それが悪い訳ではないのですが、普段は混んでいて座れないバス停のベンチなどを占拠できるので、そこをベッド代わりに寝ている姿を何度か目撃しました。また、交通量が少なくなったためか、大音量で疾走する映画「Tokyo Drift」のような車が続出したり、以前の暮らしから確実に治安に関する変化が出ていることを実感します。

2:人との繋がりの分断
コロナ影響のせいで、物理的・精神的に人と人との繋がりが分断(世界的ゲームクリエーター小島氏の「Death Stranding」のような概念を彷彿させます)され、この1ヶ月で人との接し方が大きく変わりました。

悪い面では、アジア人に対する差別・ヘイトクライム。
実際に僕は被害を受けていないのですが、友人はスーパーに行く途中「コロナウイルス!」と叫ばれたり、もっと酷い例では殴られたという話も聞いたことがあります。もともと治安の悪いエリアだったそうですが、気をつけねばと思いました。

良い面では、ビデオ電話などを使った友人・家族とのリモートでの繋がり。
最近では、複数人でビデオ通話をしながら、クイズや絵を描いて何の絵か当てるゲームなどで楽しんだり、無料で使えるアプリやウェブサイトがたくさんあります。また、自宅にいる時間が増えたおかげで、あまり話せていなかった旧友たちと親交を深める機会があり、ロックダウンがもたらす良い影響の1つを実感しました。

Pictionary

何の絵かを当てるゲーム「Pictionary」結構盛り上がるのでオススメです。

3:食生活
ロックダウン前は外食で済ませることがほとんどでしたが、レストラン・店がほぼ閉まっている今、自炊をしない僕も「しないといけない」という状況です。このため、食·健康に対する姿勢が断然変わったと思います。週1でスーパー・マーケットへ買い溜めに出かけますが、運動不足や感染予防を考え、以前より多くの野菜を買うようになりました。また以前より甘いものが食べたくなる率が謎に上がったため、最近では気づいたらチョコレートがカゴに必ず入っています(プラマイ0なのでは)。食品調達に関しては、ロックダウン開始直後の棚から食品が消えるようなことは起きておらず、現状は難無く調達できています。

4:運動
元からインドア派でしたが、ずっと家にひきこもり続けるとさすがにメンタルがやられます。1日1回、エクササイズの名目で外出できますので、Regent’s Parkを1周サイクリングしています。外周が4.5kmらしく大体15分~20分で完走できるコースなのでかなりオススメです。ロックダウンは新たな習慣を取り入れる、良いきっかけになりました。ちなみに外に出る時はこんな感じです。

外出

完全に不審者。サングラスが曇って前が見えなくなることがあるので注意。

5:自由時間
強制的に1人で過ごすため、ロックダウン開始当初は孤独に耐えられるのかと結構心配していましたが、意外と問題なく暮らせています。
前述のビデオ通話や、インドアで出来る趣味(読書・音楽鑑賞/制作・映画鑑賞・ゲーム)などに時間を充てれば、孤独感も軽減されます。週末はアニメの2シーズンを一気に見てしまいますので注意が必要です。

前の記事:
次の記事: