年の終わりにボクシング
2006年12月12日 By 編集部員(籠)
ついに憧れのボクシングを始めました。
といっても、1人でサンドバッグに向かって猫パンチを繰り出すだけなのですが。オフィスの近くに新しくジムができたので、思わず入会してしまったのです。その際、新規会員特典としてボクシング・グローブもゲット。かつて抱いていた熱い思いが蘇りました。
僕が小学生の頃は、「浪速のジョー」こと辰吉丈一郎ほか、日本人の世界チャンプが多数いました。彼らに憧れて小さい時からずっとボクシングをやりたかったのですが、過保護な母が発した「頭殴られ続けて今よりも馬鹿になったらお母さんとっても悲しい」という一言に負けました。
それでも「ボクシングやりたい」という気持ちはなかなか消えず。中学生、高校生になっても居間に寝っころがりながらボクシング雑誌を読んで、自分がリング上でチャンピオン・ベルトを掲げている光景をよく想像していました。
ボクシングの何がそんなにいいかって、とにかく選手がかっこいい。まず「強い」というだけで男の子たちの憧れです。加えて彼らが持つハングリー精神、孤独感、闘争心。そういったものにずっと惹きつけられてきたのでしょう。
そんな彼らたちに少しでも近付こうと、まだ朝の真っ暗な時間帯に電車に乗って、午前6時半頃からコベント・ガーデンにあるジムに行っています。準備運動、軽いランニングを終えたら後はサンドバッグに向かってひたすらパンチを打ち込む。ジム内には特設リングもあります。ジャブ、ジャブ、ワン・ツー、ダイナマイト・パンチ! 至福の時間を過ごしています。
英国では、2004年のアテネ・オリンピックで銀メダル取得したアミール・カーン選手が人気を集めていますね。細身な僕にとっては、彼みたいな軽量級の選手に共感を覚えます。蝶のように舞い、蜂のように刺す。そんなイメージを浮かべながら、巨漢ボクサーを打ち倒す妄想を抱きながら、早朝から絶好調で飛ばしています。(籠)