インターンN君の手記を添削

2007年10月2日 By 編集部員(籠)

さて、先週予告した「迷言王」N君担当の編集日記について。

前回の編集日記をUPしてから数日後に原稿が提出されたのですが、文字数にして8200字強。ワード文書にして8ページ。編集日記にしては、ちょっと長過ぎです。僕の「規定の文字数に収まるよう、削ってくださいね」という提案というか指示というか命令を、あまり聞き入れてもらえなかったようです。それどころか「(籠)さんが適当に削るなどして、適宜チェックしてください」っていう指示を逆に出されてしまいました。

ご要望にお応えして、チェック致しましょう。ただオリジナルの原稿は本当に長いので、部分的に抜粋してここに紹介させていただきます。

「こんにちは、現在ニュースダイジェストでインターンをさせて頂いているNです。 この度こちらの編集日記のコーナーを使って、取材の裏話をリポートします。」

自己紹介から始まって、これから何について書くか、明確にそして端的に述べられていますね。なかなか良い出だしなのではないでしょうか。

「9月は主に文化・芸術に関連したイベントに足を運びました。残念なことに物事には「字数」と「編集」というものがあり、全てを述べることが出来ません。」

すべての物事に「字数」と「編集」があるわけではないし、何を言いたいかもちょっとよく分からない。というか、こんな余計なこと書いているから字数が増えてしまうのです。はい、この部分は削除。

「金曜日は、水曜日から続いていたVox Pop(街頭調査)のためコベント・ガーデン周辺で取材。今回は英国の女の子をターゲットにしています。「ぼっくす・ぽっぷ」 はいつも取材総歩距離約8キロの力作ですので、乞うご期待ください。」

ちなみに、彼が僕に提出した街頭調査のアンケート用紙が、これです。↓
N君
読めないっつーの。
気を取り直して、次行きます。

「家に帰ると、さあ、記事を書かなくてはいけません。しかし僕の体は疲労と酔いでマウスすらまともに動かせない状態です。結局、そのまま寝てしまいました。」

そんなに疲れ果てて、家に帰ってまでお仕事してくれようとしていたなんてご苦労様、と言いたいところですが、「酔い」って何だ? 勤務時間中に飲んでいたの? 要確認。

「その後、普段お金はありませんが、今回は特別にサロン・スクエア周辺で友達と12時まで遊びました。カクテル1杯が£8もしました。結局、飲んだのはその最初の一杯だけです。その友達は女の子なので奢ってもらう訳にはいきません。 (籠)さんを誘えば良かった。」

N君、飲んだくれですね。「(籠)さんを誘えば良かった」とありますが、僕を誘っておけば、1杯£8のカクテルを奢ってもらえたのに、という意味でしょうか。・・・・・・フっ、甘い。

「まだまだ書かなければいけないことが沢山ありますが、ここで最後を締めくくらせて頂きます。」

ちなみに、締めくくりを匂わすこの一文の後にもN君の手記はまだまだ続きます。そこには、前回の編集日記でご紹介したN君特有の迷言・失言の数々が・・・・・・。ふー。

迷言王インターンN君に、栄光あれ。
N君
金曜日の夜、ロンドン東部のショーディッチを歩いていたら、酔っ払ったN君と遭遇してしまいました。

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