インターン津久井さん日記
By インターン(津久井)
こんにちは!! 英国ニュースダイジェスト編集部にてインターン中の津久井です。僭越ながら、今回は私が「編集日記」を書かせていただきます。お付き合い宜しくお願いいたします!!
海辺の街ブライトンでの大学生活を終え、大都会ロンドンへと移り住んでから早1カ月。以前とは全く異なる新しい生活環境(インターンシップ・都会生活・新しい人々)に最初は戸惑っていたものの、やっとのことで慣れ始め、ロンドン生活をエンジョイし出しました。すべてが順風満帆!! と言いたいところなのですが、どうにもこうにも慣れることが出来ないものがただ1つ・・・・・・。
それはフラットのオーナーさん(40代イタリア人女性)が独自に定めるフラット・ルール。住まわせてもらっている身なので、ルールにはもちろん従いますが、非常に細かく、えっ!? と耳を疑うようなこともしばしば。ということで、今回はうちのフラットの面白ルールをいくつか紹介したいと思います。
1.朝、ドアの開け閉めの際、音を立ててはいけない
これ、オーナーさんの眠りが浅いがために定められたルール。ドアの開け閉めの音だけでも起きてしまうのだそうです。それは協力しなくてはと、毎朝すごく気を付けてドアの開け閉めをしていました。にもかかわらず、毎日のように「今日は○回もあなたに起こされたわ」というきついお言葉。そこで彼女はまた新たなルールを作り出しました。
・部屋のドアノブに洋服を巻きつけて防音すること(下写真)
・トイレ・シャワーのドアは使用中であっても閉めてはいけない
支度をしているのに、音を立てないというのは絶対不可能です。というか、ドアの音はダメなのにシャワーやトイレ、ドライヤーの使用音は平気なのでしょうか? そもそも、なぜそんなに神経質であるにもかかわらずシェアをしようと思ったのでしょうか? といった疑問が消えることはありません。毎朝、びくびくしながら、物音も立てず、幽霊の如く支度をしています。
2.水は使用後完璧に拭き取らないといけない(キッチン・洗面所・シャワー)
これは常識ですよね。使った後は綺麗にしなければいけない、ということは小学校のときから習っています。シャワーの水も拭くの!?とも思いましたが、それがこの家のルール。きちんと従います。しかし、大家さんはここでも非常に細かい。ある日、シャワーを浴び終わり、くつろいでいた時、私の名前が呼ばれました。今回は自分なりに綺麗に水も拭き取ったし何も言われることはない、と油断をしていたのですが、甘かった。彼女はまだ残っていた水を自ら拭い、そのタオルを私に渡しました。つまり、まだまだ拭きが足りないので、やり直しっていうことですよね。どこかでこのような話聞いたことありませんか? それはまるでドラマなどでよく観られる、お姑さんが行う嫁いびりの場面そのものでした。
3.夜10時以降ではないと自室の暖房をつけてはいけない
午後10時以前は光熱費が昼間の2倍かかるので節約のために、と定められたルールです。しかし、リビングの暖房ならばいつでも利用可能とのこと。私的には自室の方がリビングより断然狭いので、すぐ暖まって効率が良いのではないかと思うのですが、これがこの家のルールのようです。ちなみに週末も昼間に暖房つけてはいけないらしいです。この極寒の中、ありえないルールです。私が毎週支払っている家賃はどこに使われているのでしょうか? 毎朝、隠れながら細々と暖房をつけていることは、大家さんには内緒です。
この他にもまだまだあるのですが、今回はこれくらいにしておきます。読み返してみると、私の愚痴日記になっている感じがしなくもありませんが・・・・・・。
ただ単に自分が甘いだけなのか、それともこのオーナーさんが厳しすぎるのか。自分では判断できません。ただ、これだけは言えます。私は完璧大雑把なO型人間。几帳面な人と暮らすのは難しいようです。この経験は婚活の時に役に立つことは間違いないでしょう。