ここはイタリア! Eataly Londonへ行ってきた。
こんにちは、(縞)です。本場イタリアはもちろん、欧州各国、東京にも出店しているEatalyがロンドンは、リヴァプール・ストリート駅近くにオープンすると聞いてから約1年。建設中からずっと気になっていたEataly London(イータリー・ロンドン)がついに2021年4月29日にオープンしました。既に週末には行列ができる大人気スポットの巨大イタリアン・グローサリー&レストランをレポートします。

リヴァプール・ストリート駅に隣接したEataly London。ビショップス・ゲート沿いです。
<グランド・フロア>
回転ドアから入店すると、まず目に入るのが「Gran Caffé Bar」のラウンド型のカウンター。コーヒーやエスプレッソ、コルネットというペイストリー、ジェラートなどが購入できます。外のテラスでいただくこともできますし、もちろんテイク・アウェイもOK。今後、コロナウイルス感染予防の規制が緩和されたら店内のイートイン・スペースでも飲食できそうです。

回転ドア上部に掲げられた大きな「EATALY」のロゴで、より期待感が高まります。

ラウンド型のカウンターにはコーヒー、ペイストリー、ケーキ、ジェラートなどが揃います。

イタリア人が朝食で食べるというコルネットはクリーム、ピスタチオ、アプリコット・ジャム入りなど種類が豊富。

一つずつ試したくなるケーキ。

白のコットン・バッグは2種類。ファースト・フロアにも売り場がありました。
ぐるっとカウンターを回った後に続くのはLa Via Del Dolce(デザートの道)。ド派手な電飾のゲートをくぐると、両サイドにチョコレートの量り売り、ピスタチオのペーストやビスケット、可愛らしいパッケージ・デザインのお菓子などイタリアの名産品の数々が並びます。

ド派手なゲート。お菓子の国に迷い込んだよう(!?)

ゲート横にあるチョコレートのステンド・グラスのようなインテリアデザイン

チョコレートの量り売り。ピスタチオ、カプチーノなどのイタリアらしいフレーバーから抹茶まで揃います

好きなだけ袋に詰めたらコードを入力して自分で計測。チョコレートの重さにもよりますが、この時は10個で9.65ポンドでした。

ピスタチオ好きにはたまらない豊富な品揃え。

パッケージが可愛らしいキャンディー
「デザートの道」を抜けると、生パスタやピザなどをテイク・アウェイできるスペース「Bar Centrale」が広がります。現在は屋内での飲食ができませんが、バーもあるので将来的にはここでワインを一杯引っ掛けるということもできそうです。

ワインは1杯5ポンドから

生パスタのカウンター。11時からは茹で立てのパスタのテイク・アウェイもできます。
大きな釜があるパン屋「La Panetteria」も併設。フォカッチャやサワードウなどのハード系パンがありました。

大きな釜にパンを入れる瞬間は思わず見入ってしまいます。
<ファースト・フロア>
高級ホテルかと思わせるエスカレーターで、ファースト・フロアへ上ると野菜や果物、鮮魚、精肉、チーズを扱うカウンターがあります。ロンドンにいながら、フレッシュなイタリアンフードをいただけるのは嬉しい限りです。

コッパー色のエスカレーターと壁の質感が高級感を漂わせます。

プロシュートやサラミがずらりと並ぶカウンター。

モッツアレラ・チーズなどのフレッシュ・チーズを扱うカウンター。豆腐屋で豆腐を買うように、水につかった新鮮な状態で購入できます。

ワインのおつまみに良さそうなものがたくさん。
そして、ハム、チーズなどの冷蔵品からパスタ、オリーブオイル、トリュフ入りバターなどのグローサリーから、ビスケット、クリスプス、チョコレートなどの棚がずらっと並びます。一つずつ見ていくと、相当時間がかかってしまうくらいの品揃えです。

巨大な冷蔵庫に陳列されたチーズ。

ハム類もずらり。

カントゥチーニ(ビスコッティ)、アマレッティ、チョコレートまで、素敵なパッケージばかりで思わず「ジャケ買い」したくなります。

バーチ・ディ・ダーマ(Baci di dama)という貴婦人のキスという意味のイタリア伝統的のお菓子。濃いめのコーヒーと一緒にいただくと美味しいです。

トリュフ入りのクリスプスなど。

乾燥パスタは100種類以上あるとか。

オリーブ・オイルもたくさん揃っているので選ぶのに迷ってしまいます。

トリュフ入りバターとオイル。

パスタに欠かせない牛肉とトマトを煮込んだラグー。
奥に進み、赤、白、スパークリングなどのイタリア各地からのワインやビール、グラッパなどの蒸留酒などが揃うアルコール・セレクションへ。2,000以上の銘柄のセレクションを誇るワイン・セレクションはどこから選んで良いのかわからなくなりますが、産地別に並べられ、店内のところどころに産地別の特色を説明しているポスターがあるので、イタリア・ワインを勉強、そして楽しみながら購入することができそうです。

ウェブサイトによるとイギリス一を誇る圧巻のイタリア・ワイン・セレクション。

イタリア北部ピエモンテ州のポスター
ロンドンに住んでいる醍醐味の一つが、ヨーロッパの国々に気軽に旅行に行き、その地の食を楽しむことだったのですが、コロナの影響で昨年は全く動けずにいました。イギリスではワクチン接種が順調に進み、ロックダウンの効果もあってかコロナの抑え込みに成功しつつあるかもしれませんが、海外の国々の状況はそれぞれ違いますし、しばらく海外旅行はできないかなと思うのが正直なところ。この一年間はやはり外国物で美味しい食材に餓えていたところに、満を持してのEatelyのオープン。海外旅行に行った気分も味わえますし、食生活が潤うことが何より嬉しいです。
現時点では、屋内の飲食はできないので買い物や屋外のテラスの飲食のみとなっていますが、コロナの規制が緩和されれば、屋内レストランのオープンやクッキング・クラス、ワインのテイスティングなどのイベントも開催されるとのこと。ますます広がるイータリーの世界、アップデートが待ち遠しいです。
Eataly London
135 Bishopsgate London EC2M 3YD
www.eataly.co.uk