きゃりーぱみゅぱみゅのロンドン公演2015に行ってきた

2015年10月12日 by (籠)

皆さんこんにちは。イギリスで発行されている日本語情報誌「英国ニュースダイジェスト」編集部の(籠)です。今日は、イギリスを含むヨーロッパにて絶大な人気を誇る日本人アーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅのロンドン公演に行ってきたので報告申し上げます、

出掛けたのは、ロンドン北部にあるラウンド・ハウス。つい先月だけで米歌手のファレル・ウィリアムス、英国・アイルランド出身の男性ポップ・グループであるワン・ダイレクションといった大物アーティストたちがライブを行った由緒あるコンサート会場です。着いたときにはもうすごい列ができてしまっていて。歩いて、曲がって、さらに曲がって、もう一度曲がってもまだ列があって、びびった。

きゃりーぱみゅぱみゅのロンドン公演2015に行ってきた

列の長さはたぶんキロ単位になっていたと思う

きゃりーぱみゅぱみゅのロンドン公演2015に行ってきた

ファンたちの中にはおしゃれさんたちがたくさんいました

観客は、もう7、8割は日本人ではない、現地の人々です。男女は半々ぐらいかな。小さなお子様連れがいれば、日曜日なのにスーツ姿のおじさんもいるし、始まる前から酔っ払っている野郎集団から、デート気分のおめかしした恋人同士風なのもいる。ファン層広い。

で、まあこんだけの人がいるわけだから、開場時間から随分経ってやっとこさ入場できたわけです。ただラウンド・ハウスの会場って観客席が半円状態になっているせいか、ステージとスタンディング席がかなり接近しているように感じるんですね。だから結構後ろの方だったんだけど、きゃりーぱみゅぱみゅの表情なり仕草がもうはっきり見えました。生で見ると、実は相当にキレのある動きをしているということがよく分かりました。あれはハードだわ~。あとやっぱり驚異的にかわいい。

で、またすごいのが、今回は昨年のロンドン公演と比べてMCが多めにあったように感じたのだけれど、そのMCをほぼすべて日本語で通したこと。でも大丈夫、会場が一体となる上で、何の問題もありません。これぞまさに以心伝心ってやつなんでしょうね。「皆、楽しんでいる?」ときゃりーぱみゅぱみゅが言うと、会場全体が「Yeah!」と呼応。きゃりーぱみゅぱみゅが歌を歌い終わって、「ありがとー!」って叫んだ後に「『ありがとう』とは、日本語で『Thank you』の意味です」と日本語で説明すると(笑)、「Arigato!」って叫ぶ観客がいる。最新曲の「Crazy Party Night 〜ぱんぷきんの逆襲〜」を歌う前に、「ゾンビの手にして踊ってくださーい」といったようなことを言うと、サビの部分で全員が早くもゾンビの手にして踊っている。「インベーダーインベーダー」という人気曲では、もう観客たちは「おっしゃLet`s世界征服」って完璧な日本語の発音で叫んでた。恐れ入りました。

考えてみれば、英語ろくにしゃべれなくても、東京ドームで外国人アーティストのコンサートを楽しんでいる日本人っていっぱいいるものね。むしろ外国に来ても母国語で通すきゃりーぱみゅぱみゅこそ国際標準なのかもしれない。アンコールを呼ぶ際に、観客たちが「We want more! We want more!(もっと歌って! もっと歌って!)」という英語の大合唱が始めたのを聞いて、やっと「そういえば僕は今ロンドンという英語圏にいるんだ」と思い出したぐらいです。

ちなみにきゃりーぱみゅぱみゅが言っていたのですが、今年はワールド・ツアーをやっておらず、今回はロンドン公演のためだけに渡英してくれたそう。いやあ、うれしい。ちなみにコンサート前日には大英博物館に行ったそうです。

ともかく、日本国外でも絶大な人気を集める日本人アーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅのすごさを目の当たりにした一日でした。また来年もロンドン公演やってくれるといいな。(籠)

きゃりーぱみゅぱみゅのロンドン公演2015に行ってきた

コンサート終了直後の会場

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