ラグビーW杯日本対サモア戦を観に行ってきた

2015年10月03日 by (籠)

皆さんこんにちは。英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)です。現在開催中のラグビーW杯で大注目を集めている日本代表とサモア代表の試合を観戦してきたのでご報告申し上げます。

まず競技場に着いた途端にいきなりびっくりしてしまったんですが、日本代表サポーターの多いこと、多いこと。試合開始前に、恐らく主催者が雇っている盛り上げ役みたいな人が「サモア応援している人は声出して!」みたいなこというと「オー」みたいな感じなのに、「じゃあ次に日本代表を応援している人は?」と聞くと「ウォウォーオーーーーー」ってもう10倍ぐらいの音量。僕が座った席のすぐ近くでは「日本語で『頑張れ』って英語の『カモン』って意味なんだ。分かった? じゃあ皆で一緒に、せーの、『頑張れ!』」みたいなことやっているイギリス人がいて。日本代表のユニフォームを着ている人がいっぱいいるから、会場の大部分がもう赤白がかってた。

やっぱり南アフリカ戦での大金星がイギリス人たちのハートをがっちりつかんでしまったんでしょうね。あとは今回試合が行われたイングランド南東部のミルトン・キーンズに事務所を構えている日系企業さんって結構多いみたいなんです。この街には日本のお寺もあるし。だから、そうした日系企業でお仕事されている日本人または英国人の方々が詰めかけたのかもしれない。さらには土曜日の午後という比較的遊びに出掛けやすい日時に行われたということもあって、普段はロンドンでお仕事されている在英邦人のお知り合いもたくさんお見かけいたしました。もちろん、日本から来たと思われる方も多数。まさに民族大移動。

ラグビーW杯 日本対サモア戦

この方は日本のテレビ局各局の取材を受けていらっしゃいました

ラグビーW杯 日本対サモア戦

この人もたぶん日本代表のサポーターなんだと思う

さてさて、この日、試合会場で購入したのが、意外にも特製の携帯ラジオ(£10)でした。最初は「なんで試合会場に来てまでラジオを聴かなきゃならんのじゃ」と思ったのですが、「あった方が試合を楽しめると思うよ」という売り子のお姉さんの言葉を信じて買ってしまいました。で、これが確かに良かった。

ラグビーW杯日本対サモア戦 ラジオ

このまま耳にかけられるようになっているの

ラグビーってまず、僕みたいな素人にとってはルールがちょっと複雑に思えるのと、あと密集状態になってしまうと、遠目からは何が起きているのか一切よく分からないという状況が頻繁に起こり得るんですね。さらには審判さえも判断つかずに、一旦プレーを中断させてビデオ判定を仰ぐことさえある。ビデオ判定を行っているときに、そもそも何が問題になっているのかさえ分からないときの「取り残されてしまった感」といったら半端ないんです。そこでお勧めするのが、この携帯ラジオ。ラジオ中継に加えて、審判の身体に取り付けられているマイクの声をリアルタイムで聴くことができるチャンネルが付いているんです。

この試合では、特に前半にサモアの反則が度続きました。レフェリーも段々としびれを切らしてきたみたいで、「君たち、そもそもオフサイドのルールを守る気ないでしょ?」みたいなことを言っていたのがウケた。

ともあれ、日本がサモアに圧勝したので大満足っす。しかしラグビーの試合って、試合中にビール飲みすぎでトイレ行き過ぎな観客がちょっと多過ぎじゃないですか。素人な僕の考え過ぎかな。

次は11日の米国戦。日本頑張れ!

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