テニスのウィンブルドン選手権当日券待ちの列に並んでみた(前編)
2015年06月29日 by 編集部(籠)
皆様こんにちは。英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)です。いよいよテニスのウィンブルドン選手権が開幕! 当日券待ちの列に並んで来たので体験記を綴ります。
開幕日の前日となる6月28日(日)の始発電車に飛び乗りました。当日券待ちの行列が出来るウィンブルドン・パークに到着したのは初日の第1試合が始まる30時間以上前となる午前7時30分。既に数百人がスタンバイしていました。先頭の人は初日の前々日となる27日(土)午前7時から並び始めたそうです。すげえ。
このウィンブルドン・パークには案内係の人がたくさんいまして、かなりフレンドリーに接してくれます。最初に入場した瞬間に「ウェルカム・トゥー・ウィンブルドン」って言ってくれるのが好き。
ちなみに僕が受け取った整理券の番号は385番でした。500枚前後が割り当てられているはずのセンター・コート当日券を購入する資格を得たことになります。やったね。
整理券を得た後も列から離れることは許されていないので、この後試合が始まるまで24時間以上もひたすら待たなければなりません。長い1日になるなあと思っていたんだけど意外とやることがありまして。
まず、一晩を過ごすことになるので皆さんテントを張るんですが、「7分で出来る」っていう触れ込みに惹かれて買ったテントの設営に2時間かかった(テントの屋根に平行に棒を通さないといけないのに垂直に突き刺そうと必死でもがいてた)。あと暇だから、ぶらぶら歩いては知らない人とのおしゃべりを楽しんでは去っていく、みたいなことがあちらこちらで行われているんですね。「俺、整理券番号が510番なんだけどセンター・コート無理だよね?」「第1コートのチケット狙いの人も相当数いるから大丈夫だよ!」「私たちは2日後の試合に向けて並んでいるの」「え、そんなことができるの?(「ウィンブルドン選手権の当日券を得るための必勝ガイド」でそでその方法を解説しています。よろしければご覧ください)」といった情報交換が盛んに行われていました。
あとは、サッカー、クリケット、バドミントンといったスポーツを楽しんだり、読書したり、サンドイッチ食べたり、腕立て伏せしたり。にわか雨が降ってきたら、まるで昆虫か何かのように一斉に巣(テント)に戻ったり。結局、誰もがピクニックを楽しんでいるんですね。「明日はセンター・コートでシャラポワを観ようかな。それとも第1コートで錦織選手を応援しようかな」と期待を募らせながら楽しむピクニック。ね? なんだかとっても楽しそうでしょ?
あっすみません。ついつい時間を持て余して書き連ねてしまいました。また気が向いたら後編をUPしまーす。それではごきげんよう。(籠)