ロンドン・マラソンに再び出場してきた 2016 ~前篇~

2016年04月25日 by(籠)

皆様こんにちは。今日は何とか足を引きずりながら出社した英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)です。階段の昇り降りがいまだつらいっす。ロンドンにおける4月の風物詩であるロンドン・マラソンに出場してきたのでご報告申し上げます。

2013年のロンドン・マラソンにてマラソン初出場を果たしてから早3年が経過。あの興奮をもう一度味わいたいと思い、ロンドン・マラソンに出場するための抽選枠に申し込み続けるも、落選続きでした。何せとても人気がある大会です。倍率は約5倍なんだそう。

一般抽選のほかにはチャリティー枠への申込みという方法もあるのですが、こちらは友人や知人にお願いして数千ポンド単位の寄付を集める必要があります。友達が少ない引きこもりタイプの僕には絶対に無理。

ということで、しばらくはロンドン・マラソンに出場するのは無理かなあ、ああ強運の持ち主だったらなあ、気前の良い友達がもっといたらなあ、とひとりごちていたら、もう一つ、方法がありました。それは「Fast Good for Age」枠なるもの。直訳すると「その年齢の中では十分に速い」という意味ですね。これは年齢や性別ごとに規定タイムが定められていて、正式なマラソン大会でその規定タイムを超える記録を出した人には、抽選を経ずとも、寄付金を集められなくても、出場権を与える、という制度です。

これだったら、運も友人も少ないダメ人間の僕でもロンドン・マラソンの出場権を得られるんじゃないか。そんな夢を描き始めたのが昨年の春ごろ。

ちなみに僕の年齢(30代半ば)で性別(男)だと、規定タイムは3時間5分です。で、昨年4月のパリ・マラソンで出したタイムが3時間5分1秒。そうなの。わずかに1秒足りない。涙。その涙をぬぐいながら練習に励み、同6月のリバプール・マラソンで何と自己ベストの3時間48秒を記録! 今度はうれし涙。見事に規定タイムをクリアし、悲願のロンドン・マラソン出場権を得ることができたわけです。後編に続く(籠)。

Fast Good for Age

「Fast Good for Age」で出走するランナー専用の入り口をくぐったときはなんだか誇らしげな気分になりました

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