母と乗馬に行ってきた 〜後編〜

By 編集部員(籠)

ハイド・パークでの乗馬レッスンの話の続きです。

乗馬レッスンなんて、馬を数歩だけ歩かせて、先生が「ハイ、ヨクデキマチター」なんて言っている光景を思い浮かべていたのですが、結構ハードな内容で。テクテクと進みながら、「馬って繊細な生き物だから、愛情を持って接してあげてください」とか「背中をしっかり伸ばしましょう」なんて言っているうちは問題なく通訳できたんですが、途中から「ハイ、次駆け足!」と言って、2人で疾走し出したもんだから、まあ大変。

ハイド・パークで乗馬

この写真は疾走し出す直前に撮影したものです。別に前科者とかそういうのではないのですが、顔は一応ボカしてみました

右手に自分のリュック、左手に母の着替えと折り畳み傘とガイドブックとデジカメとその他諸々重い物が入った鞄を抱えながら、僕も一緒に疾走。「姿勢をハァ、ハァ、正してハァ」とか、「馬の肩の動きをハァ、良く見ていてハァ」なんて淫らにあえぎながら必死で通訳です。

ちょっと歩いたと思ったら、またすぐに駆け足が始まる。詰まるところ、重りを持ちながら、しかも馬のペースに合わせてのインターバル・トレーニングを、ハイド・パーク一周分行ったことになります。乗馬レッスンが終了したときには、もう汗びっしょり。思わず地面に倒れ込んでいました。一方の母は、念願だった公園の緑の中を疾走できて満面の笑み。母の乗馬能力を、なめてた。

一応、事務連絡です。ハイド・パークでの乗馬体験にご興味のある方は、Hyde Park Stableのウェブサイトを参照ください。正直ちょっとお値段高めなのですが、それだけの価値はある、と母が言ってました。通常は1週間ぐらい前までに要予約。「緑の中を駆け抜ける」体験を堪能できます。(籠)

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