大晦日の罪滅ぼし

2006年12月19日 By 編集部員(籠)

今年最後となる特集記事では、1年を振り返るために「2006年英国を騒がせた人々」企画を組みました。お楽しみいただけたでしょうか。感想やご意見などございましたら、是非とも弊社ウェブサイトの右下隅辺りにある「読者アンケート」をクリックして、質問にお答えいただけたら幸いです。本年最後のニュースダイジェストの誌面作りを終えた現在、社員一同は2007年1号目の準備にてんてこ舞いとなっております。

師走とはよく言ったもので、毎年この時期はあっという間に去っていき、気付けば大晦日が目の前に迫っている、という状態。そしてここ数年、この大晦日には、良い思い出がありません。昨年は渡英以来初めて日本に帰って、僕が友達と会おうがかつてのバイト先に挨拶に行こうが、子犬のように後ろをついてくるうちの母親にイライラされっぱなしでした。しまいには怒りを爆発させ大喧嘩した勢いで大晦日に高熱を出してしまい、ぶっ倒れた記憶だけを残して翌日英国に帰国。ヒースロー空港に着いた途端、平熱に戻った自分の体に驚愕しました。

一昨年はプラハに行ったのですが、そこではカウントダウンの約10分後、酔っ払いに上半身を空き瓶で殴られた上に野良犬に足を噛まれ、帰国してから狂犬病治療の注射を5回打つはめになり、おまけに当時付き合っていた彼女にばい菌扱いされたまま振られました。

さらにその前の年は、カウントダウン直後に好きだった人に振られ泥酔したフラットメートをおぶりながら家路に着くという侘しい1日で、その前の年はやはりプラハのユース・ホステルで、僕のベッドの上に誰かがおしっこしました。

まあ丸1年、たくさんの人たちにお世話になり、ご迷惑をおかけしているので、毎年最後の日にまとめてその罰を受けて、きっちり清算してからまっさらな状態で新しい年に突入しているのだろう、とできるだけ前向きに理解しています。

でも本当に、1年を過ごすうちに信じられないくらいたくさんの人にお世話になるものですね。社会人として働き出してから身に沁みて感じるようになりました。「お世話になった事実を忘れるでないぞ」という意味を込めて、天の神様が僕にあえて試練を与えてくださっていらっしゃるのかもしれません。

前置きが長くなってしまいましたが、本年もニュースダイジェストをご愛読いただき誠にありがとうございました。読者や広告主の方々と直接お会いする機会も何回かありましたが、その際にいただいた温かいお言葉は励みになりましたし、厳しいご意見は大変参考になりました。ニュースダイジェスト社員一同、感謝しております。来年は、もっと多くの読者の皆様のお声を頂戴したいと考え、その準備をしているところです。2007年も、ニュースダイジェストを宜しく御願い申し上げます。

でもやっぱり、今年はもうちょっとマシな年越しになるといいなあ。(籠)

前の記事:
次の記事: