ボツになった企画たち

2008年8月12日 By 編集部員(籠)

英国ニュースダイジェストの編集部では、よく「こんな企画ができたらば」という話をしているのですが、実際のところ、そういった会話に出てくるネタの半分以上は実現に至りません。そこで今回は最近のボツ企画をのんびりと振り返ることにしました。

大きなのっぽの古時計に出会う旅

日本のポップ歌手、平井堅が歌って話題を呼んだ童謡「大きなのっぽの古時計」。この名曲のモデルとなった時計が米国マサチューセッツの民家にあるとかで、数年前の紅白歌合戦では平井堅がその場所で歌う様子が中継されていたのをご記憶の方も多いかと存じます。ところが本物の「おじいちゃんの古時計」はイングランド北部ダラムのB&Bに存在する、との情報が。これを調べ上げようという企画だったのですが、あまりにその話がうそ臭くて途中で投げ出しました。だって寂れたB&Bのフロアに壊れた大きな時計がどかんと置いてあるだけだったんだもの。

遠恋会UK支部

日英間で遠距離恋愛を楽しむ人たちを応援しよう、ということで支援委員会を立ち上げようとしたんです。委員長は僕で、副委員長には遠恋歴の長い弊社スタッフの(古)さんを任命したところまでは良かった。ただこの(古)さんが非常に冷たい恋愛観を持っており、またその(古)さんの彼氏がメールで昆虫の写真を送ってくるような人だったので、当初想定していた甘酸っぱいイメージとズレが生じてしまい、ボツとなりました。はい、企画倒れというやつです。

英国サブカル研究会

ウェブサイトの独自コンテンツを増やそうということで、英国映画、UKロック、BBCドラマといったいわゆる英国のサブカルチャーについて、編集部員が座談会形式で語り合おうという企画。業務時間の終了後にのんびりお話しながら進めましょうか、と気楽に考えていたところ、仕事が立て込んできてそんな道楽に興じている場合ではない、ということで中止に。

飛び職のため息

ヒースロー空港から飛び立ち世界中を旅するスチュワーデスの奮闘記。企画書作ってデザイン案まで揃えていたのに、肝心の執筆者の方が直前でドタキャン。スチュワーデスなだけに雲隠れ、といっても社内で笑ってくれる人は誰もいませんでした。

とまあ、こう並べてみると、大して深くも考えず思いつきで始めたものがやっぱりドジっているみたいですね。ただこうしている今でも、さらなる新企画の準備は進んでおります。秋口から少しずつ誌面で紹介できるよう、頑張っているところです。自信作を揃えているので、その日までしばしお待ちくださいね。(籠)

企画をまとめたメモ書きの一部を公開

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