その時社員は生まれ変わった

2008年2月26日 By 編集部員(籠)

2月20日、英国ニュースダイジェストのオフィスにおいて、歴史に残る大事件が起こりました。この日の様子を編集日記に書くことで、記録として残したいと思います。

きっかけは、お寿司でした。しかも大量の。この日、英国ニュースダイジェストでは社員全員分のお昼として、景気づけになんとお寿司を注文することになったのです。これでオフィスの雰囲気が俄然変わってしまいました。この違いを、「音」という観点から説明してみましょう。

いつものオフィスで聞こえる音
①PCのキーボードを叩く「カチャカチャカチャ(ひらがな入力)、タン(漢字変換)」という音
②プリンターが稼動する時に出す「グワーーン(印刷中)、パサ(紙が出た)」という音
③隣にある会計部のドアを「バタン(開く)、バッタン(閉まる)」と開け閉めする音
④電話、IP電話が「プルルルル」と鳴る音
⑤電話の受話器を取った後に続く怒号。「締め切りは午後2時のはずですよね」「日程表はKドライブに入っています。何度も同じこと言わせないでください」「What’s wrong with British Telecom!」とか。

お寿司が着いてから聞こえた音
①無音の音(「キーン」みたいな音)
②誰かが「ゴクン」と生唾を飲み込む音(本当に聞こえました)
③自分の鼓動が「グングン、グングン」と鳴る音
④「モグモグ」から「クチャクチャ」まで、とにかくよく噛んで食べる音
⑤誰かが小さな声で呟いた「・・・・・・美味い」「・・・・・・ありがとう」

まるで、時がそこだけ止まってしまったかのようでした。そして社員全員がお寿司を見事に平らげた直後のこと。「僕たち、もっと良い誌面が作れるのかもしれない――」皆の心の中に、なんともまあ大きなやる気が芽生えたではありませんか。こうして英国ニュースダイジェスト社員の生産性は見事に伸びていきましたとさ。めでたし、めでたし。

それにしても、いやあ、実に美味かった。今週も、お仕事頑張るぞ。(籠)

寿司
なんとも豪華なちらし寿司
寿司
皆無言のまま……
寿司
食べることだけに集中していました
寿司
僕はその後、混ぜご飯もいただきました。失礼。

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