昼ご飯で振り返る我がロンドン生活
2007年12月11日 By 編集部員(籠)
物価が高く、食事がまずい(あ、言っちゃった)ロンドンでは、常に「昼ご飯をどう食べるのか」という問題に直面します。5年前にロンドンで生活を始めてから、僕は常にこの問いと向き合ってきたような気がします。
「食事がまずい」と言いましたが、美味しいお店も確かにいっぱいあるんです。でも、日本にいる感覚で、例えば数百円で毎日コンスタントに美味しく食事しようってなことになると頭を悩ますことになる。
面倒だから自分でランチ作るのは嫌だ。でもどうせ学校やオフィスの中で片手間食べるだけなんだから、あんまりお金をかけたくない。そんな複雑な思いを心の奥底に抱えながら、僕はずっとロンドンで1人生きてきた――というわけで、僕が学生→ダイジェストの編集部バイト→フルタイム編集部員と歩むまでの軌跡を、昼ご飯に関する試行錯誤、といった角度から振り返ってみたいと思います。
-学生時代―
無料で配給された
プレタマンジェのサンドイッチ
僕がまだロンドンの大学でジャーナリズムを学んでいた頃、その大学寮の近くにある教会で、掃除のバイトをしていました。で、ここには毎日、プレタマンジェで販売されているサンドイッチの売れ残りが寄付されるんです。しかも黒いゴミ袋いっぱいにもらえるので、教会の信者さんたちだって食べ切れません。しょうがないので僕が朝、昼、夕、夜の4食プレタマンジェしてました。つまりこの頃、食費はほぼ0だったのです。
―バイト時代―
顔がニキビだらけになった
チップス
学生が終わってまだダイジェストでインターン生として働いていた頃、毎日通っていたのが、オフィス近くにあったフィッシュ&チップスのショップ。顔馴染になれたので、1ポンド払えば大量のチップスと、あとおまけとしてチキンを食べることができました。でもやっぱり油っぽいもの毎日食べるとよくないようで、1カ月後には顔がニキビだらけになってしまったのです。
―フルタイム編集員時代―
健康的な和食の代表
納豆ごはん
編集部でもフルタイムで働くようになって、いよいよ健康志向に目覚めました。納豆が良いって確か日本でみのもんたがよく言ってたな、と思い出して食べることにしたんです。ただ「タイ米を電子レンジで温めると臭い」という女性社員の声もあり、最近はこの納豆ご飯を控えています。
大好きだった納豆ごはん。僕の昼ご飯については、ドイツ・ニュースダイジェストも取材してくれました
―そして現在―
早い、安い、旨い
ハム・サンドイッチ
ニュースダイジェストが現在のオフィスに引っ越して以来、食べ続けているメニューです。オフィスの下が語学学校になっていて、ここの食堂で買っています。安いし美味しい。しかも、注文するとすぐ出てくる。吉野屋もびっくりです。
食べ物について書いていたら、すっかりお腹が減ってきました。それでは、今日もハム・サンドイッチを食べてきます。(籠)