「Hot」な場所。

2007年3月27日 By 編集部員(辻本安芸)

私がインターンを始めてからいよいよ2週間が経ちました。英国に来て初めてと言っても過言ではない「規則正しい生活」をしています。当たり前のようで今までなかったです、実は。大学の授業は毎日始まる時間が違うので、いつも起きる時間はばらばらでした。そんなだらしのない私にとってはありがたい(?)薬になっています。残りの1週間はもっと貢献できるようにがんばります!

さて、今回の編集日記では何について書こうかなぁと考え、行き着いたのが「フェア・トレード」の話題。日本にいた時は知らなかった言葉です。「ただ資金的援助をするのではなく、適正な価格で商品取引を継続すること」で、発展途上国の持続的な生活向上を支えることを目指しています。私たち消費者にとっては、買い物を通してできる身近な国際協力の1つ。前まではフェア・トレードのイメージって「高い」だったんですが、あるカフェに出会ってからそのイメージが変わりました。

いつも私がお昼に行く所がフェア・トレードの商品だけを扱っているカフェなんです。お昼時になるとニュースダイジェスト社員の皆さんは持ってきたお弁当を温めたり近くのデリで買ってきたりして、デスクで食べていますが、私は毎日外に出かけています。学生ゆえ毎日ランチを買うお金もないので、サンドイッチを作ってきてコーヒーだけ買って、お天気の良い日は公園や広場で食べたり。ところがここ最近は雨ばかり。気温も低いし、どこかいいところないかなぁとキョロキョロしていたときに目に入ったのが、フェア・トレードのマークでした。

オフィスから歩いて3分くらいでCovent Gardenのショッピング街に出ます。その辺りにはカフェやおしゃれなお店がたくさん。その一角に、「Progreso」というOxfamがプロデュースするカフェがあるんです。

少し前からフェア・トレードに興味を持ち出し、その日はたまたま目に入ったマークと矢印を辿って地下に入って行ったのですが、まさかまさか、こんなにハマルとは思ってもみなかった。そこのドリンクがほんとうに美味しい!!

大半はフェア・トレードの豆を使っているんですが、某大手チェーンのカフェだと、カプチーノの泡って上に乗せるだけですよね。大して温かくないし、荒い。正直、美味しいと思いません。でもProgresoのものは泡がすごーくクリーミーで、適温。値段は普通だし、味もいいし量も多い。本当に「リーズナブル」なので、毎回満足しちゃいます。そしてそれが少しでも支援に繋がるというのだから、言うことないです。というわけで、それから毎日のように通っては違うフレーバーを楽しんでいます。

フェア・トレードうんぬんもそうなんですが、とにかくそこのコーヒーは美味しい!「一見」ならぬ「一飲の価値」アリです。ぜひぜひ、一度足を運んでみてください!
(辻本安芸)

Progreso

街でこのマークを見かけることも多くなりました。


Progreso
Progreso
Progreso
カフェはこんな感じ。
Progreso

ガラス張りの屋根のおかげで外にいる気分になります。

前の記事:
次の記事: