うなぎのゼリー寄せを食べた
皆さんこんにちは。暖かくなっては急に寒くなり、雨もふったりと相変わらず安定しないイギリスの春、いかがお過ごしでしょうか?
私(葛)はあまりかわりばえのない毎日を過ごしておりますが、先日ついにイギリスの珍料理として知られるうなぎのゼリー寄せを(濃)さんと一緒に食べてきました。
読者の皆さんも、ネットで一度は見たことのある料理なのではないかと思うのですが、簡単に説明するとうなぎをゼリーで封じ込めたもので、つまり、そのまんまです。
もともとは労働者向けのスタミナめしとして始まりましたが、現在もパイやさんで提供されています。以前トライしようと昼頃に行ったのですが、すでに売り切れでした。人気メニューなのか、もともと用意されている量が少ないのかどっちかわかりません。
して、こちらがそのうなぎゼリーです。てらてらの蒲焼に慣れた日本人にとってはちょっとビジュアルがグロ、という印象でしょうか。この写真は、これでもちょっと加工入ってますけど、実際は全体的に薄ーい色合いで、なんかこういうぼんやりした水彩画ってあるよね、というような感じ。
早速食べてみましたが、、、
ちょっとゼリーが思ったより冷たくて、一瞬反射でえずきそうになりました。でもあれあれ意外とおいしいかもしれない。私たちがいったお店のゼリーは結構濃い出汁?のような味が付いていて、なんなら白米があったらうれしいくらいの濃さ。
濃い、いや(濃)さんは「このゼリーだけが小鉢に入って、懐石料理に混ぜられたらわかんないかもしれない」と言ってました。懐石料理慣れしていない私は、「確かに」なんて乾いた相槌しか打てませんでした。もっと修行します。
うなぎ自体はあまり味はせず、かつ太めの骨があって、食べにくいけどこの出汁ゼリーとならおいしく食べられる。淡白な白身魚?みたいな味です。
…悪口ばっかりの印象を受けたら大変申し訳ありませんが、うーん全然いけます。せっかくイギリスにいるならばぜひ食べてみてほしい料理です。
私たちは他にビーフパイを2つ、マッシュポテトを1人分にリカーがかかったものを頼みましたが、うなぎも入れて合計£11.90。この物価高のご時世に、驚異的な安さでした。
ゼリーだけでなくstewed eelsもありましたので、そちらはまた今度食べに行きたいと思います。
ロンドンには私たちが行ったお店のほかに、M.Manzeというパイの有名店があり、ここでもうなぎが食べられます。
G Kelly
最寄駅は地下鉄Bow RoadやBow Churchですが、私たちはベスナル・グリーンから20分くらい歩いて行きました。カードも使えます。また、行った時はアップルクランブルが£2.30で売ってて、これもめちゃくちゃおいしかったです。店舗の内装もレトロな感じでかわいかった…。週末も毎日営業していますが、食べに行く際は営業時間をあらかじめお調べください。
www.gkelly.london