イギリスで暮らす日本人にとって気まずい10の瞬間

by 編集部員(籠)

皆様こんにちは。英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)です。僕の英国生活も11年目にいよいよ突入しました。ということで、これまでのロンドンでの暮らしを振り返る意味も込めて、今までに何度か経験した「気まずい瞬間」をまとめてみました。

① 英語のジョーク聞き取れなかったんだけどとりあえず合わせて笑ったら、そばにいた日本人に「今何て言ったの?」と聞かれた

ネイティブの人ってオチの部分になると会話のテンポ上げていくからさ。雰囲気壊したくないから笑って合わせたのに「今何て言ったの?」と改めて問い質されて答えられないと、まるで知ったかぶりしていたみたいでものすごく気まずい。

笑う

分からなかったときは帰り道でそっと尋ねてくれたら「実は俺もよく分からなかったんだ」と正直に言えるのに

② イギリス人に「あなた日本人だよね? ちょっとコンピューターのことについて教えて」と尋ねられた

たぶんソニーとか任天堂とか秋葉原の電気街のイメージがあるんだろうけどさ。何か外国人の中には「日本人って機械に強い」と思い込んでいる方々が時々いらっしゃって。色々な国籍の人が集まっている場所なんかで「日本人だから」という理由だけで壊れた機械をどう直したらいいかとか相談されるんだよね。でも僕みたいに機械音痴な日本人もたくさんいるってことを知っていてほしい。

③「気軽においで」と誘われたホーム・パーティーに行ったら連れがいないのは自分だけだった

映画「ブリジット・ジョーンズの日記」でもそんなシーンがそう言えばありましたね。こちらだとパーティーにパートナーを同伴するのってかなり当たり前なので。しかも一人者だということで周囲が余計に気を遣って話し掛けたりしてくれるのもまた気まずい。まあ一人者のままで放置されるよりはいいけど。

連れがいない

こういう風に2人+2人+1人(=自分)とかなると気まずさ100倍

④ イギリス人から「日本のどの地域の出身?」と聞かれる度に「Tokyo」って答える千葉県出身の知り合いがいる

まあ千葉の自宅から東京の学校なり会社に通っていたのだから気持ちは分からなくもないけれど。でも「Chiba」って正直に言えばいいのにとは思う。

⑤ 喜ばせてあげようと日本食レストランに連れて行ったイギリス人が自分より日本食文化について詳しかった

しかもしめ鯖とか大吟醸とか高級なものにやたら詳しかったりするんだから。ちなみにイギリスのグルメって相当に教養高い人が多くて、「そう言えばこの前日本を訪問したときに外務省の人と食事しましてね」とか急に話し出されてうろたえたことも。

⑥ どうせ理解できないと思って日本語で悪態つきまくっていたら近くに日本語が分かる英国人がいた

特にロンドンにいると日本語を話す外国人って意外と多くいるので気をつけましょう。

⑦ すごく英語に訛りのあるインド人やイタリア人に「君の英語は随分日本語訛りがあるね」って言われた

屈辱以外の何物でもない。自分の発音が良くないのは潔く認めるけど、だからってあんたたちに嘆かれる筋合いはない。あとよく言われることだけど、英語を流暢に話せないのになぜかものすごく堂々としている外国人ってたくさんいますよね。

⑧ カフェで「カプチーノ」を注文したら「カップ・オブ・ティー」が出てきた(弊社元インターン生談)

「そんなに自分は発音悪いのか」って思っちゃいますよね。弊社元インターン生は、一度や二度ならず経験したそうです。まあ大きな間違いじゃないからそのままカップ・オブ・ティーをおいしくいただけばいいだけの話ではあるのだけれど。

カプチーノ

「カプチーノ」の「チ」を強調して言うようにすると
上手くいくみたいです

⑨ 電話を受けて英語で応対していたら途中から「もしもし?」と言われて実は話相手も日本人であることが後から分かった

最初から「もしもし?」と言ってくれたら最初から緊張せずに日本語で話すことができたじゃないか。

⑩ 外国人の友達の間では実は密かに「マイク」とか外国人名で呼ばれていることがイギリス在住の日本人にばれた

語学学校とかでイギリス人とかフランス人とかスペイン人に囲まれている中で「外国人モード」に入ったときに、「僕のこと『マイク』って呼んで」って言ってたのに、その輪の中に後から日本人が入ってきて「なんで『マイク』って呼ばれているんですか」とか聞かれると非常に気まずい。ちなみに香港とか台湾系の人は英名をごくごく自然に使っている人が多いですよね。

お後がよろしいようで。(籠)

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