07 Oct 2010
停電になって怒られた その2
By 編集部員(籠)
停電の話の続きです。
腹が立っていた理由というのは、停電になって、毎晩遅くまで残業するほどに大好きな仕事を続けられなくなってしまったことだけではなく、きっと復旧後に新たな不具合がまた見付かり、そのとき問い合わせても、「その時間に工事したという記録はない」とかなんとか言われるんだろうなあ、という思いに囚われたからです。
そこで、写真を撮って、記録しておくことにしました。僕たちは確かにこの日、停電で困っていたんだよと。で、その停電というのは、緊急の工事を原因とするものなんだよ、ということをどうしても証拠に残しておきたかったんです。
工事している現場を、遠くから数枚パチリ。ここで、「○×△□☆―!」と、怒号が聞こえてきました。気付くとさっきまで穴掘っていた大男2人が、僕の目の前に立っている。しかも、手にはハンマーとシャベルを抱えながら。あのー、何か御用でしょうか。
「ドント・ファッ○ング・テイク・ア・ピクチャー・オブ・ミー!」
ええと僕はただ記録を残しておきたくて……。
「ドント・ファッ○ング・テイク・ア・ピクチャー・オブ・ミー!」
いやいや、あなたの写真を別に撮りたいんじゃなくて、この日工事のために停電したってことを記録に残そうと……。
「ドント・ファッ○ング・テイク・ア・ピクチャー・オブ・ミー!」
ていうか……。
「ドント・ファッ○ング・テイク・ア・ピクチャー・オブ・ミー!」
しかも、この一文を連呼する度に一歩一歩僕の方へ接近してくる(ハンマーとシャベル持ってね)。本当に怖かったので、最後は走って逃げました。お蔭様で僕の命に別状はありません。
それではまた来週。(籠)