現代の日本文化や文学をイギリスに伝えるイベント、JAPAN NOWが今年も開催
イギリスに現代の日本文化や文学を伝える目的で始められたイベント「Japan Now」が今年も開催されます。毎年、日本の作家やアーティストが招かれ、様々なトピックでトークが行われる他、エキシビションや映画上映など多数のイベントがイギリス各地で開催。ここではメイン会場となる、ロンドンとイングランド北部シェフィールドでの主なイベントを紹介しましょう。
2月22日には、文学を通して社会や政治を考えるイベントを開催するロンドンのアート・べニュー「Free Word」で、Japan Now Translation Dayというイベントが予定されています。こちらは、ニュージェネレーションの翻訳家たちが、日本をどのように紹介すべきかディベートが行われます。また、大英図書館を会場に2月23日に開催されるトーク・イベントでは、村田沙耶香さんや中島京子さんなどを含む人気作家やアーティスト、計7人の日英ゲストが、1日を通して対談を行います。
シェフィールドでは2月19日(火)から25日(月)まで、下記のようなイベントが予定されています。会場や入場料、その他のイベントについての詳細はウェブサイトをご覧ください。
柳美里とモーガン・ジャイルズによるトーク
2月19日(火)18:30-20:00
芥川賞作家、柳美里さんの「JR上野駅公園口」の英語版「Tokyo Ueno Station」出版を記念して行われる、翻訳家ジャイルズ氏との対談です。
作家デービッド・ピースによるトーク
2019年2月20日(水)17:00-20:00
ヨークシャー生まれで現在は東京を拠点に作家活動を続けるデービッド・ピース氏が、戦争直後の日本を舞台にした探偵小説や、最近作「Patient X」など、自著について語ります。
OUT OF BOUNDS 現代美術グループ展
2019年2月20日(水)~3月2日(土)
長島有里枝、常木理早、ルイーズ・ラウス、岩竹理恵の4氏が、アイデンティティーやコミュニティーなど既存の枠組みを超え、自らの立ち位置をそれぞれの手法で表現したエキシビション。
ドキュメンタリー「愛と法」の上映+戸田ひかる監督によるQ&A
2019年2月25日(月)18:00
大阪で法律事務所を開く同性カップルと、2人のもとを訪ねる相談者の姿を追ったドキュメンタリー。社会の仕組みに合わず葛藤を抱える人々を通し、人間の多様性や個性を描きます。上映後には戸田監督とのQ&Aの時間が設けられています。
JAPAN NOW
19 February – 25 February 2019
https://www.japannow.co.uk