布袋寅泰さんのライブに行ってきた
20日、ロンドンで3年振りとなる布袋寅泰さんのライブに行ってきました。これが大変アツく、聴いてるだけで血がたぎるようなものでしたので、一部抜粋してご紹介させていただきたいと思います。
ライブ当日、気合を入れて開場時間よりだいぶ早めに行ってみました。が、既に長蛇の列が出来ておりました。お、恐るべし……! お客さんのなかには、日本からライブを見るための旅行ツアーに参加されていた方々もいらっしゃったようで、ライブTシャツを身に付けた人や、なんか強そうな(すみません)男性がたくさんいらっしゃいました。生粋のファンの方々の邪魔をしないよう、空気になって開場の時間を待ちます。
会場のシェパーズ・ブッシュ・エンパイアは、オペラ・ハウスの作りになっており、音が大変良く響く会場です(布袋さんのインタビューでおっしゃってた通りでした)。また、最上階の席に座っても、ステージがはっきりと見えるという視覚的にもうれしいべニューとなっています。どこに座っても120%楽しめる会場、ありがたいです。開始直前までお客さんがとどまることなく入場し、私の位置から見る限り、満席になっていました。お、恐るべし……!
そうこうしているうちに、ライブが始まりました。スタートは、空間を切り裂くような音で始まったキル・ビルのテーマ曲「Battle Without Honor or Humanity」。これがものすっごい迫力でして、雷鳴か? と思うくらい肺の中までビンビンに震えました。シビれましたねぇ。また、雷神さま、じゃなかった、布袋さんの曲を更に盛り上げるバンドの生演奏もとてもかっこよかった。これ以上語ってしまうと長~くなってしまうので泣く泣く割愛とさせていただきますが、後に続く曲も、インストゥルメンタルから、歌(日本語・英語の両方です!)まで、贅沢の頂点とも言えるようなラインナップでした。
それからイタリアの国民的シンガー、ズッケロさんがゲストで招かれていまして、その力強い歌声を布袋さんの魅せるギターに乗せて、ホールに響かせておられました。職人と言いますか、渋メンのダンディーなかっこよさがありました。英語で会話する2人のグローバル感も半端なかったです。
演奏の素晴らしさは言うに及ばずですが、布袋さんのファンに対する心温かいファンサも多く、「ヒトコト」という曲を紹介するとき「僕とみなさんとのラブ・ソングです」(会場キャー!)と言ったり、前列に座っていたお客さんにものすごい接近して演奏したりと、もう何もかもが軽やかで、鮮やかでした。布袋さんに答えるように全力で手を振るファンの方々がいらっしゃるなか、直立不動になって布袋さんを見つめていた1人の男性の姿がありまして。あの男性はこの先の人生で、目の前で見た躍動感あふれる布袋さんの姿を何度も思い出すんだろうなー、なんて思うと、なぜか違う感動までおまけでいただいてしまいました。(葛)