初めてのスコットランド – エディンバラ小旅行記

こんにちは、英国ニュースダイジェストデザイン部の(紅)です。

イギリスに来てから7年、長年行きたい気持ちがくすぶりながらも訪れる機会がなかったスコットランド。この度機会を得て、念願のエディンバラに小旅行して参りました。
ヴァージン・トレインでロンドンから4時間弱。電車内はwi-fiも使えて便利で、シートも快適だったので意外と早く感じました。

訪れた場所を写真でご紹介します!

Edinburgh Waverley

Edinburgh Waverley駅を出てすぐに見える旧市街(Old Town)

 

1.エディンバラ城 – Edinburgh Castle –

言わずと知れたエディンバラの観光名所。天然の岩山上に建てられた城からは街一体を見渡せます。
行ったのは平日の午後だったからか、並ばずにすんなり入れました。日本語のオーディオ・ガイドは有料ですが(£3.5)、1つ1つの場所を丁寧に説明してくれるので借りることをおすすめします。入場口から旧市街内にまっすぐ続く「The Royal Mile」という道には、おみやげ屋やパブ、レストランなどが集まり、いつも観光客で賑わっています。

Edinburgh Castle

ロイヤル・マイルから続く入場口

Edinburgh Castle

大砲が城台のあちらこちらに。要塞だったときの状態をそのまま再現

Edinburgh Castle

ご覧の通り、城の周りは絶壁! 夜にはライトアップされ、エディンバラの古都に浮かぶ姿もまた粋

 

2. スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス – The Scotch Whisky Experience –

エディンバラ城のすぐ側にある、スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンスには、3種類のツアーとテイスティング・コース、より深くウイスキーを学ぶマスター・クラスがあります。私が体験したシルバー・ツアーは一番シンプルな約50分のツアーですが、それでも存分、スコッチ・ウイスキーの世界を堪能できました。

The Scotch Whisky Experience

老舗パブのような外観

まず、ウイスキーが作られる工程を樽型のアトラクションで体験します。日本語のオーディオも選べるので英語に自信がなくても安心です。ここでの案内人は、シルク・ハットを被った紳士。

The Scotch Whisky Experience

ちょっとゴーストチックなデジタル紳士が、工程を語ってくれます

アトラクションを終えると、スコッチ・ウイスキーの5つの製産エリアがマップ上に示されたシートを渡され、大きなスクリーンのある部屋へ。このシート、指でこするとなんとウイスキーの香りがするんですよ!スクリーンに映し出される各エリアの景色や原材料を観ながら説明を受けつつ、香りを堪能。

The Scotch Whisky Experience

香料印刷の施された、遊び心のあるシート

バーカウンターのような部屋に移動し、飲んでみたいと思うエリアのウイスキーを1つ選びます。選んだシングル・モルト・ウイスキーをグラスに注いでくれ、飲むまでは少し我慢……。

それを持ってスコッチ・ウイスキーのコレクション部屋へ。ここでは世界最大規模のスコッチ・ウイスキーが保管されており、古いものから最近のものまで、カラフルなボトルたちに目を奪われます。

The Scotch Whisky Experience

The Scotch Whisky Experience

世界最大規模のスコッチ・ウイスキー・コレクション

The Scotch Whisky Experience

その中で一番古いのがこちら。1890年代物!

飲み方を教わり、ようやく「wee dram(試飲)」タイム。光を透かせて色を見て、グラスを回して、まずは鼻で香る。そして5秒ほど口に含んで刺激と香りを愉しむ。素人ながら少しだけウイスキーの奥深さに触れることができた気がしました。
(※ウイスキーの試飲は18歳以上限定)

ツアーが終わった頃にはすっかりウイスキーに魅せられ、お土産に1本購入〜。また、丸っこくて可愛い小さなテイスティング・グラスはギフトとして持ち帰れるのが嬉しい!
バー、レストラン、ショップも併設しており、ウイスキーの世界を堪能するにはもってこいの場所です。

The Scotch Whisky Experience

お持ち帰りしたクリスタル・グラスで一杯

 

3. アーサーの玉座   – Arthur’s Seat –

エディンバラにはいくつも丘がありますが、その中で最も高いのがアーサーズ・シートと呼ばれる丘です。緩やかなコースから険しいコースまで5パターンほどあり、自分のレベルによって選べます。
私が選んだのは言うまでもなく(?)一番緩やかなコース。しかし頂上までは1.5〜2時間かかるので、なめては挑めません。ふもとから見る頂上はあんなに遠い……。

Arthur's Seat

私を颯爽と抜いていく若者を横目に、息を切らしながらなんとか進み、ようやく頂上到達! 晴れた日に見える360度のエディンバラ、嗚呼絶景かな。皆記念撮影に必死なのも納得です。ちなみに降りるのは登るのより断然楽でしたが、滑りやすいのでご注意を。

Arthur's Seat

羅針盤のようなものが頂上の目印

Arthur's Seat

丘の上から見た市内の様子。エディンバラ城も見えます

Arthur's Seat

よく見るとどの丘にも人の姿が。霧がかる街や丘が幻想的

 

4. カールトン・ヒル   – Calton Hill –

こちらは標高103mの小高い丘。アーサーの王座が標高251mなので景色は全然違いますが、新旧市街の美しい街並みや夕日が望めます。ここには数点の歴史的造築物があり、しばしばエディンバラのシンボルとして絵葉書などに用いられています。

Calton Hill

その造築物の1つが、1800年代初期、建設途中で予算がなくなり未完成のまま放置されたというナショナル・モニュメント。そのため、「Scotland’s Disgrace(スコットランドの恥)」や「The Pride and Poverty of Scotland(スコットランドの誇りと貧困)」などとあだ名がついているそうですが、観光客や地元民に愛される集いの場となっています。階段などがないため神殿風の土台(?)に登るには、上にいる人に手を引いてもらったり、石を踏み台にしたりと、割と大変そうでした。

Calton Hill

ナショナル・モニュメント前で記念撮影しようと、土台に登る人たち

Calton Hill

丘からの景色。この日はあいにくのお天気

 

5.その他・エディンバラの街歩き

Scottish parlament

「スコットランド議会会館」
斬新な形の新しい建物。予定より3年遅れの2004年に完成し、約10倍の予算を費やしたそう

Royal Mile

「ロイヤル・マイル」
ホリールード宮殿からエディンバラ城にかけて直線に続く道。観光客で賑わう

St. Giles' Cathedral

「セント・ジャイルズ大聖堂」
1124年頃に建てられた非常に歴史のある大聖堂。スコットランド有数のステンドグラスがある

Saturday's market

Saturday's market

エディンバラ城の裏手には、土曜開催のマーケットが。規模は小さいですが、スコットランドのご当地グルメが集まっています。季節柄、ジビエも発見!

National Gallery of Scotland

「スコットランド国立美術館」

National Gallery of Scotland

鮮やかな赤とゴールドが調和する内観

National Gallery of Scotland

『スケートをする牧師』ヘンリー・レイバーン(1790年代)

golden post

自転車競技選手クリス・ホイのオリンピック金メダルを記念したゴールド・ポスト

tartan

ギフト・ショップの階段もタータンで可愛い

Haggis tower

おしゃれなハギス・タワー。このクリーム・ソースはウイスキーがかなり強め!

qiult

qiult

スコットランドといえば、民族衣装「キルト」を着用しての「バグパイプ」演奏が有名。至るところでパフォーマンスをしている人を見かけました。ちなみに衣装は多種多様なので、違いを見比べてみるのもおもしろいかも

Edinburgh gifts

お土産は定番のショート・ブレッドとスコットランド限定(?)ハギス・クリスプス。
なぜか日本のお好み焼き風のお菓子に味が似ていて美味しい

3日間の滞在でしたが、市内を充分楽しめたので満足です。
また必ず戻りたいと思える、歴史の香り漂う美しい古都「エディンバラ」。
皆さまも是非一度訪れてみてください。

 

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