ウィンブルドン選手権、アンディ・マリー優勝の裏で
2016年07月11日 by(籠)
皆さんこんにちは。英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)です。英国(正確にはスコットランド)のアンディ・マリーが優勝を遂げたウィンブルドン最終日に観戦に出掛けてきたので報告申し上げます。ていうか、試合は観られなかったのですが。
狙ったのはもちろん当日券。ウィンブルドンも終盤になると開催される試合数が少なくなり、しかも華のセンター・コートの当日券は販売されなくなるので、当日券を求める列は圧倒的に短くなります。
だから朝3時とかバカみたいな時間に起きなくても、まあちょっと早起きすれば、簡単に当日券を入手できるんです。9日(土)も余裕で入場できた(もちろん女子シングルス決勝といった目玉の試合は無理ですが、それではダブルス決勝は間近で観られた)。
それでね、正直言うと少し気が緩んでたんだな。しかも当日券競争で馴れない早起きしたり、Brexit騒ぎなんかで、ここ最近はナポレオン的な睡眠時間が続いたせいもあって、
肝心の決勝の日になんと二度寝をしてしまった。
ああ、僕としたことが。最終日の当日券待ちの列に着いたのは、たぶんもう9時近かったよ。しかもアンディ・マリーを応援する英国人ファンが殺到したもんだから、思ったより列は長かった。で、あと数十人(惜しい!)っていうところで入場制限。午後2時開始の男子シングルス決勝が終わるまでは入場できないって言われてしまって。
その間、なんか放送権利の問題か何か知らんけど、TVスクリーンはあるのにテレビ中継さえ観られず(TVスクリーンには「今日の試合の見所」的な解説番組ばかりが流れていました)。退屈過ぎて芝生の上で4時間ぐらい爆睡してから起きてもまだ列は動いていない。しょうがないからその後は数十メートル先にあるセンター・コートから聞こえる歓声を聞きつつ、充電が切れる寸前のスマホが映し出すリアルタイム状況を見て時間を過ごしました。
結局、会場に入場できたのは午後6時過ぎ。肝心の男子シングルス決勝を一切観られないまま9時間ぐらい待っていたことになりますね。でもその後センター・コートで行われた男女混合ダブルス決勝をセンター・コートで観ることができたので、まあ良しとするか。
ちなみに、車いす部門のダブルス女子では、日本の上地選手と英国のジョーダン・ホワイリー選手のペアが見事優勝しましたね。大会前に行ったホワイリー選手とのインタビューも合わせてご覧ください。
テニスをたっぷり楽しんだ上で、お陰様でたっぷりと睡眠をとれたので、休養十分。今日からまた一生懸命働くぞ。