08 Aug 2014
私のお気に入り「BookBench」
2014年8月8日 by 編集部(鈴木)
英国ニュースダイジェストの読者の皆様こんにちは。再び登場、インターン生の鈴木でございます。
今ロンドンでは「Books about Town」というプロジェクトのもと夏限定で街中の至るところに「ブックベンチ」というものが設置されています。このブックベンチ、描かれているものはイギリスに関連する文学を題材とし、プロのイラストレーターや地元のアーティストによって制作されているんです。しかもその数なんと50個!! ベンチ探しを夏休みのアクティビティーとして楽しむ子供に紛れながら私も真剣にロンドン中を探し歩いてきました。その中からいくつかご紹介したいと思いますのでお付き合いください!
●夢編
私はロンドンに来たばかりのとき、夜になればネバーランドからある少年が迎えにきてくれる!! といった子供のころから変わらぬ幻想を抱いていました。「大人になりたくない」そんな感情を生み出した代表作といえばやっぱり「ピーターパン」。やっとピーターパンに会えました。満足です。
●日本人ウケ良さそう編
ロンドンの主要観光地が可愛く英国タッチな描かれた方で収まっているところが日本人の気をひきそうな気がしました。私は惹かれました。
そしてやはり有名キャラに勝るものはありませんよね。写真を撮って「パディントンベアなう」とSNSに投稿している人の姿が目に浮かびます。
●誌面に紹介されなかった編
そして最後に誌面で紹介されなかったけど、必見なベンチたちをご紹介します!
知っている人は知っているアメリカの絵本作家ドクター・スースの代表作「ザ・キャット・イン・ザ・ハット」。英語独特のリズム感を味わえる絵本なので英語学習者にも人気。ほぼすべてイギリス文学を題材としたベンチという中、こちらはアメリカ文学ということでレア!
こちらは英国作家・詩人のラドヤード・キップリング著の「ジャングル・ブック」です。主人公の少年がオオカミに育てられるというお話。ジャングルとまではいきませんが壮大なグリニッジ・パークの中のとても分かりにくい場所にあるので迷子には要注意(ちなみに私は迷いました)。当作品と同じく愉快な動物(様々な種類の鳥、リス)や植物に遭遇でき、ベンチを探すまでの道のりもジャングル・ブックそのものでした。
いかがでしたでしょうか。今夏限定なので展示が終わる前にぜひお気に入りのベンチを探してみてください! 公式HP(www.booksabouttown.org.uk)だけでなく、公式フェイスブックやツイッターなどでもブックベンチに纏わる情報や裏話などが配信されていますのでそちらも要チェックです!
- 特集:ロンドン読書散歩 – 英国の子供たちが読んで育った本(7 August 2014 vol. 1416)