JAPAN NIGHT in Londonの前夜祭に行ってきた

2015年07月10日 by 編集部(籠)

皆様こんにちは。英国で発行されている日本語情報誌「英国ニュースダイジェスト」編集部の(籠)と申します。日本のロック・バンド4組、VAMPS、[Alexandros]、OKAMOTO’S、凛として時雨がロンドン公演を行う「JAPAN NIGHT in London」の前夜祭に伺ってきました。

場所は、レスター・スクエア駅近くのとある会場。どのアーティストもメディア対応などでお忙しく、全員の方にはお話を伺うことはできなかったのですが、英国ニュースダイジェストのスタッフも会場内をあっちこっち動きながら出来る限り各ミュージシャンの声を拾ったので、駆け足で大変恐縮ですがその模様を報告致します。順不同です。

まず凛として時雨のドラムを担当するピエール中野さん。すごく気さくな方でびっくりしました。フレンドリーな雰囲気に甘えて今回のロンドン訪問でお休みの日に何をするかをうかがったら、「楽器屋めぐり」との回答。ロンドンの楽器屋には日本ではなかなか見つからないとてもいい音を出す貴重なモデルがあるそう。前回のロンドン訪問時に行った楽器屋の品ぞろえは本当に良くて、「感動するレベル」だったとか。

続いて同じく凛として時雨のボーカルを務めるTKさん。翌日に控えたJAPAN NIGHTへの意気込みを聞くと、「日本でやっていることをこちら(ロンドン)で伝えるというのは大きな夢。たとえ時間がかかったとしても扉をこじ開けることができたら」と仰ってくれました。このまま歌詞になりそうな素敵なお言葉ですね。

JAPAN NIGHT in London 前夜祭

記念撮影に応じてくれた、凛として時雨の御三方

次にお話をうかがったのは、OKAMOTO’Sのボーカル、オカモトショウさん。この日は会場までヒースロー空港から直行(地下鉄ストの影響で交通網乱れまくりだったので大変だったと思います)。しかも意外なことに、OKAMOTO’Sはロンドン訪問が今回初めて。米国、オーストラリア、アジアは周っているのに、ロンドンだけは今までチャンスがなかったみたいです。

オカモトショウさんにとって、ロンドンとは「ローリング・ストーンズやデービッド・ボウイなどのジャケット写真の風景がある街」。ヒースロー空港からの移動中に目にした景色は、まさにそのイメージ通りだったとのことでした。「俺たちはイギリスの音楽が大好きなので、イギリスの人々も俺たちのことを気に入ってくれたらうれしい」。いやー、ミュージシャンたちの言葉って一つひとつが詩的でいいなあ。

JAPAN NIGHT in London 前夜祭

OKAMOTO’Sのオカモトショウさん(写真右端)は流暢な英語で現地記者からの質問に応じていました

続きまして、[Alexandros]のギター、白井眞輝さん。[Alexandros]の訪英は今回が2度目。ロンドンという街の印象は、「日本ではテーマパークでしか見られないような景色があるところ」。JAPAN NIGHTのステージについては「ロックの聖地」であることを意識しながらステージに臨みたいとの決意を語っていただきました。

また[Alexandros]のドラマーである庄村聡泰さんは、前回のロンドン訪問における帰国日の前日に「寝るのがもったいない」という理由で夜中にテムズ河沿いをずっと散歩されていたそうです。ウォータールー駅辺りから歩き出すと、やがてタワー・ブリッジまでたどり着いた。実は庄村さんは漫画「キン肉マン」を愛読されているらしく、同漫画のキャラであるロビンマスクの必殺技がタワー・ブリッジであることから、「そりゃ(タワー・ブリッジを)渡るでしょ!」と思って橋を渡ったという大爆笑のエピソードをご披露いただきました。いやあ、よく笑った。

HYPER JAPAN 2015

大爆笑のエピソードをご披露いただいた[Alexandros]の庄村さん


そして、VAMPSのお二人。ギターのK.A.Zさんからお話を聞くことができました。前日からメディア対応に追われていたようですが、現地メディアの方々からVAMPSに興味を持ってもらっているとの手ごたえを感じたよう。ロンドンに到着後、空き時間に何をしたかと恐る恐る尋ねたところ、ノッティング・ヒルへと買い物に出掛けられたそうです。アロマ・オイルを購入されたとのこと。

HYDEさんはずっと色々な人に取り囲まれていて、近くで様子を伺ったのですがなかなか話を伺えるような状態ではありませんでした。やがてVAMPSの退場時間を迎え、タイムオーバー。一言だけもらいたかったけど残念無念、と思いながら去りゆくHYDEさんをお見送りしようとすると、あれ、こっちを見た? あれ、こっちに近付いてきた? あれ、手を差し伸べて握手してくれた!

嘘みたい。身体の力が抜けて呆然と立ち尽くしてしまいました。前日にインタビューをさせていただいていたのだけれど、覚えていてくださったのかな。うわー、いまだに信じられない。

HYPER JAPAN 2015

会場到着後に挨拶をするVAMPSのお二人

VAMPSのお二人へのインタビューは、近日中に本ウェブサイトで公開される予定です。昨年にイングランド中部で行われたダウンロード・フェスティバルでの「あの事件」から、今年後半に予定されている英国ツアーについての意気込みまでたっぷりとお話をうかがったので、ぜひお楽しみに。

以上、駆け足で失礼しました。10日(金)または11日(土)にJAPAN NIGHTへ行く方は、一緒に楽しみましょう!(籠)

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