VAMPSのロンドン公演に行ってきた
by 編集部員(籠)
皆様こんにちは。イギリスで発行している日本語情報誌「英国ニュースダイジェスト」編集部の(籠)です。海外で暮らしていると辛いこともいっぱいありますが、そんなときはこの「編集日記」に好きなことを書いて現実逃避しています。
本日は、日本のロック・ユニット「VAMPS」のロンドン公演に行ってきました。日本でもライブ・ビューイングされたみたいなので既にご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、僭越ながら報告させていただきます。
会場はロンドン中心部にあるKOKO。かつてあのチャーリー・チャップリンがパフォーマンスを行ったところであるらしく、最近でも故エイミー・ワインハウスとか、コールドプレイとか、レッド・ホット・チリ・ペッパーズとかそうそうたるミュージシャンたちが公演を行ってきたところです。
で、会場入ったら、目の前にはデカデカとしたしゃれこうべが。そのしゃれこうべが何だか僕のことを見つめているみたいで、不気味な雰囲気を感じ取りました。
辺りを見まわしてみると、タトゥー多し。革ジャン多し。赤白黄色、きーれーいーだーなー♪って歌いたくなるような彩り具合の髪の毛の人も結構いた気がする。20代前半の若者が圧倒的に多かったと思います。日本人は少なかったなあ。
そんな風にオロオロしているうちに、VAMPS登場。最初から観客はかなりのハイテンションでした。初めて生で聴いたけど、hydeの声量ってやっぱすげえ。K.A.Zもイギリス人観客をあおる、あおる。だから当然お客さんは盛り上がる。
MCはほとんどなかったんです。ずーっと演奏。でも曲の途中にhydeが「Who is the craziest one?(「誰が一番狂うほども盛り上がっている?」って訳すのかな)」とマイクに向かって叫んだりすると「Yeah――!(狂っているのは俺だよ/私だよ!)」とファンが叫び返すって具合で、このやり取りがもう最上級に良い意味で狂っている。ギター・ピックが客席に投げ込まれた瞬間に、その一帯にいた観客がそろって百人一首をやるみたいな体制になって地面に落ちたピックを拾おうとしていたし。日本から遠く海を隔てた国に、こんなにも熱狂的なファンがいっぱいいるなんて、すごい。
英国ニュースダイジェストのフェイスブックには、会場で写真撮影に応じてくれたファンの皆さんの写真をUPしているので良かったら見てくださいまし。
それではごきげんよう。(籠)