イギリスから日本に一時帰国したときに取ってしまいがちな5つの行動

by 編集部員(籠)

こんにちは。英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)です。つい先日、日本の実家に一時帰省してきました。読者の皆様の中にも、年末年始を日本で家族とともに過ごしたという方は少なくないのではないかと存じます。ということで、「イギリスから日本に一時帰国したときに取ってしまいがちな5つの行動」をまとめてみました。

① 他人にぶつかったときに思わず「Sorry」って言っちゃう

こういう反射的な言葉って日本語と英語の切り替えが大変難しいですよね。しかも英語がまともにできない人ほど海外における日常生活ではとりあえず「Sorry」を連発してしまうから、もう半ば口癖みたいになっているんだな。友人らには「お前はルー大柴か!」と突っ込まれました。

アイム・ソーリー

アイム・ソーリー

② 車が来そうでなければ赤信号でも歩道を渡ろうとする

そう言えば、僕も渡英したばかりのときに「ロンドンの歩行者って赤信号でもガンガン渡るんだな」と驚いた記憶があります。それが今や「赤信号 一人で渡っても 全然怖くない」という字余りな感覚にすっかり慣れてしまいました。日本ではたとえ車が全く来そうでなくても信号待ちする人が多いですよね。今回の一時帰省では、一緒に歩いている人に「ちょっとまだ赤だよ!」ってびっくりされたことにびっくりした。

③ 最近話題になっている単語の日本語読みを間違ってしまう

ロンドンで暮らしながらも日経電子版やYAHOO! JAPANなんかで日本のニュースを簡単に読める時代になりました。でも基本的に黙読しているので、読み仮名をきちんと把握していないことが結構あるんですね。だから、「『デナ』じゃなくて『ディー・エヌ・エー(DENA)』って読むんだよ」とか、「『せきジャニ」』って、もしかして『かんジャニ(関ジャニ)』のこと?」という具合に、指摘されて初めて間違いに気付くというわけです。

④ 目の前にいる他人を思わず日本語で酷評しそうになる

ロンドンで「周囲は日本語を理解することができない外国人たちばかり」という環境に慣れ親しんでしまったものだから、日本でも電車で向かいの座席に座っている人の目の前で「あの人のTシャツ後ろ前だよね」と言っちゃいそうになりました。さすがにこらえましたけど。あとは電車とかバスとかに乗っているときに、現在の自分の仕事とかプライベートに関する話をどこまで話してよいものなのか迷ってしまった。だって周囲にいる日本人に筒抜けじゃないですか。

悪口はヒソヒソ声で

悪口はヒソヒソ声で

⑤ 男なのに「女性専用車両」に乗っちゃった

だって僕が日本で暮らしていたときには、「女性専用車両」なんて制度はなかったんだもーん。しかもあれ、時間によって女性専用になったりならなかったりするんですね。車両の内装も外装もほかの車両と違いないし。別に乗ってしまったからって罰則措置があるわけでもないんですよね。あれっ、こういう議論はもう今さら感あります?

まあそんなこんなで日本滞在を楽しんできました。ただロンドン長期滞在者としては、日本からヒースロー空港に戻ってきた瞬間に「帰ってきた」という感覚になれるのが実は一番うれしかったりするのだけれど。

それでは皆さん、ごきげんよう。(籠)

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