葉加瀬太郎さんのロンドン公演に行ってきた

by 編集部員(籠)

寒くて日照時間が極端に短い冬に突入してしまったロンドンで「こんな国に来るんじゃなかった」と愚痴りながら生きている在英邦人の皆様こんにちは。ちゃんと生きてますか。そして日本からロンドンで活躍する葉加瀬太郎さんを応援し続けるファンの皆様もこんにちは。英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)と申します。

11月25日夜、ロンドンのオーツー・シェパーズ・ブッシュ・エンパイアで行われたヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんの公演に行ってきましたので、報告申し上げます。

ロンドンではもう何度もコンサートを開催されている葉加瀬さんですが(特に震災直後にロンドン各地で立て続けに行ったチャリティー・コンサートはもはや伝説化しています)、今回の公演はいつもとちょっと違う。日本でのコンサート・スタッフを丸ごと引き連れてのワールド・ツアーのロンドン公演という位置づけです。つまりいつもの「ロンドン限定版」ではなくて、日本で長年かけて練り込んだ構成を引っさげて世界中を周っている間にロンドンにも立ち寄ったよ、というスタンスなわけです。

だから、これまで何度もロンドンで観てきた葉加瀬さんとは全然違いました。まだこれからドイツや日本などでの公演を控えているとのことなので詳しい内容についての記述は控えさせていただきますが、エンターテインメント性が超ド級です。最初の登場の仕方がもうすげえカッコ良かった。コンサート後半ではお腹抱えて笑っちゃったし。ヴァイオリンのコンサートで笑い声を上げるってなかなかないのではなかろうか。

しかも珍しくこのコンサートでは、フラッシュさえ使わなければ写真撮影も可とのことだったので撮っちゃったのですが、ほれ観てください↓

葉加瀬太郎さんのロンドン公演

観客が3階席まで総立ち

以前、葉加瀬さんが英国ニュースダイジェストとのインタビューで言ってた「音楽ほど楽しいことって世の中にはない」という言葉がそのまま具現化されたようなコンサートでした。

ブルブル震えながら会場に向かったのに、帰り道では興奮して何だか体がポカポカしてきたような、そんな気持ちになれた一夜でした。

いやあ、音楽って、本当にいいですね。それではさいなら、さいなら、さいなら。(籠)

前の記事:
次の記事: