「駅員と警官に取り囲まれた」のその後

By 編集部員(籠)

突然ですが、この「編集日記」をときどきご愛読いただいているありがたきニッシュな皆さんにお詫びしなければいけないことがあります。

わりと自己完結というか自堕落なこのページとしては、珍しく読者の方々からの反響が寄せられた、「駅員と警官に取り囲まれた」シリーズについてです。

駅員と警官に取り囲まれた パート1

駅員と警官に取り囲まれた パート2

駅員と警官に取り囲まれた パート3

3週にもわたって長々と書き連ねたこの通称「ナショナル・レイルにぼったくられた事件」においては、「(籠)さんの断固とした態度が素晴らしい」とのありがたきコメントを頂戴しました。僕自身、「裁定委員会に抗議してやる」と息巻いていました。「私も似たような経験して悔しい思いをしたから、頑張って!」みたいな黄色い声援もいただいておりました。実際、断固戦い抜くつもりだったのですが、

結局、言われるがままに計20ポンドの罰金払っちゃった・・・・・・

はいはいはいはいはい。すすすみませんすみませんすみません。別に嘘つこうとしていたたわけじゃないんです。本当に抗議してやるつもりだったんです。

ただ、まずロンドン交通局のウェブサイトからオンラインで苦情送ろうとしたら、「システム不具合のために本日は苦情受け付けられません」みたいな驚愕のメッセージが出てきてしまって(感心してしまうほど、ひどいメッセージじゃないですか)。じゃあやっぱり文書にして書き留めで送るかな、と思っていたら、面倒くさい、じゃなかったやり甲斐たっぷりの急な仕事が入ってきて、忙殺されてしまい・・・・・・。気付いたら抗議申し立ての期限である事件発生後30日目に突入していたのです。これでまた未払いへのペナルティーだのなんだのってなると気が重いなあと思って、20ポンド払ってしまった。

ナショナル・レイルに負けた。いや、現実に負けた・・・・・・。

いやー、申し訳ない。誰か怒っている人はいますか。いらっしゃったら、その方に心よりお詫び致します。僕は以来、申し訳なさと敗北感に打ちひしがれながら毎日を生きています。というお詫びでこの章を終わりにしようと思ったらですね、なんとナショナル・レイルの方から僕の自宅に手紙が送られてきたのです。(続く)

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