シチズン・テスト一直線(前編)
2008年12月23日 By 編集部員(籠)
英国ニュースダイジェストで働き出してからもうすぐ5年目。ようやく、永住権を申請する権利を得ました。
「移民に対する規制が年々厳しくなってきていると言われるこのご時世、いつ何時また労働ビザに関する法律が変更になるか分からない」という周囲の根拠のない脅しに影響を受けて、永住権の取得を目指すことにしたんです。
さて、永住権の申請に際して必要となるのが、「シチズン・テスト」です。法律とか慣習とか、とにかく英国のあらゆる事象に関する常識度が、このテストで試されるわけであります。
関連ウェブサイトなどをちょっくら覗いてみると、なんかこのテスト難しそうな気がする……。ということで、さっそく試験対策を行うことに。勤務時間終了後に、オフィスに残って勉強です。
まずは英国ニュースダイジェストの特集記事「君は英国市民になれるか? Life in the UK模擬試験に挑戦!」を熟読し、試験についての概要を把握します。
調べてみるとやっぱりなかなか手強いテストであることが分かり、不安になってきたので「オフィシャル・スタディー・ガイド」を購入。本の大きさにちょっとびびりました。でも試験範囲は、そのごく一部である第2章から第6章の内容に限定されているそうです。では、それ以外の章は一体何のために作られたのでしょうか。
念には念を入れて、想定問題集にも挑戦。
1時間もすると、行き詰まってきました。
勉強に飽きたら、漫画読んじゃった。
まあ、毎日少しずつ勉強していけば何とかなるでしょう、と前向きな見通しを立てていたのですが、困ったことに、先々週ぐらいからニュースダイジェストの社内ではインフルエンザが大流行。仮面ライダーに倒されるショッカーのように、社員たちがバッタバッタと倒れていきました。繊細で病弱な僕はイの一番で倒されたために、咳と高熱と吐き気に悩むこと実に丸1週間。大した準備もできないまま、試験当日を迎えてしまったわけです。(続く)