光の射す方へ

2008年5月06日 By 編集部員(籠)

先週の木曜日、弊社のオフィスが数時間にわたって暗闇に包まれました。電気系統がおかしくなってしまったんです。

でも、なぜだかパソコンは使えたんだな。毎週の締め切りに怯えるスタッフたちは、「今日はもう帰っちゃおうぜ」の一言をどうしても言い出せないまま、暗闇の中で黙々と仕事を続けていたのでした。

停電

こんな感じで作業してました


さて、この事件を通して気付いたのですが、暗闇の中でパソコン画面を見つめていると、とっても眠たくなります。まるで自宅で、寝る直前にあくびしながらメール・チェックしているような気分になってしまうんです。

また暗い場所にいると、気分まで暗くなって口数も少なくなるようです。静かだから余計に眠たくなる。周りを見渡すと、暗闇の中でパソコン画面の光に照らされながら、皆さんまどろむ直前で必死に半目を開いてらっしゃいました。その姿はまるで、懐中電灯で顔を照らしながら怖い話をする稲川淳二みたい。しかも、その稲川淳二がオフィスにいっぱいいるんです……寒気がしてきました。

ちなみに、(肉)さんはワード文書上の文字をカラフルにすることで注意力の喚起に努めていたようです。

(月)さんは、プリントアウトした原稿をわざわざ窓際に持っていき、自然光を使って校正作業を行っていました。蛍の光で本を読んだ二宮金次郎を彷彿とさせる、心温まるエピソードです。

停電

何かに祈っているようにも見えます


ともかく、トラブルにもめげず、今週号も何とか締め切りに間に合いそうです。読者の皆様、今週も英国ニュースダイジェストが発信するコンテンツをお楽しみくださいませ。(籠)

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