歯が痛い
2008年1月29日 By 編集部員(籠)
1月29日現在、僕はこれまでに経験したことのない大きな痛みと格闘しています。その痛みの正体とは、虫歯。
そもそも、僕は幼少期に区役所から表彰されるほどの歯の健康優良児でした。今までの人生の中で、歯が痛んだという記憶があんまりありません。だから虫歯になる人って、歯を磨く習慣を持っていない不潔な人か、もしくは甘い物ばっかり食べ続けている自堕落な人間のどちらかなのだろうと決め込んでいました。
ところが、昨年10月頃から冷たいものを飲むと歯がしみるようになった。そう打ち明けると、編集部のスタッフが声を揃えて「それは虫歯だよ」というので、ついにロンドンで歯医者さんのお世話になることになりました。果たして僕は不潔タイプなのか、それとも自堕落タイプなのかを自問しながら、いざ、英国が誇る国民保険サービス(NHS)を提供するクリニックへ。
その後の経過は以下の通りです。
2007年10月16日
編集部の(東)さんが勧めてくれた歯医者さんに行ってみる。その日さっそく行われた検査で、実は虫歯が4本もあることが発覚。そのうち1本をその日のうちに治してもらう。
10月23日
再び同じ歯医者さんに行って、残りの3本を治療してもらう。うち2本はお隣同士に位置した歯なのでまとめて治療できるとして、治療費をディスカウントしてもらえることになった。
12月5日
どうもディスカウントされた歯が痛み続けるので再び歯科医に。「うーん、それは不思議だねえ」と言いながら、無料でもう一度歯の詰め物を入れる作業をやり直してくれることになった。担当の先生が、治療を途中で一回中断して、隣の診療室にいる上司となにやら相談していたのが気になった。
2008年1月25日
歯の痛みで夜目覚める。
1月26日
歯の痛みで夜目覚める。
1月27日
歯の痛みで寝られなくなる。
1月28日
歯の痛みで夜泣きする。
1月29日
明らかに何かがおかしいので、再び歯医者に行ってもう一回検査してもらうが痛みの原因は判明せず。担当の先生に「It is a very interesting case. Mystery」と言われながら、とりあえず抗生物質を処方された・・・・・・。
というわけで、ここ3カ月間で歯の痛みはちっとも消えず、むしろ悪化していくばかりです。こうして今日も眠れぬ夜を過ごすことになると思うと、ちょっと憂鬱。さて、夜泣きの次は、一体何が僕を待っているのでしょうか。(籠)
机の上に並んだ歯の痛み対策グッズ。写真左から、とりあえずゴシゴシして痛みをごまかすための歯ブラシと歯磨き粉、患部を冷やすためのアイスノン、優しい(月)さんがくれた痛み止め。もうあなたが「ロンドン占いの大英博物館に似ている」だなんて言いません。