ぶぉっくす・ぽっぷの舞台裏
2007年5月01日 By 編集部員(籠)
今年2月から弊誌で始まった新企画「ぶぉっくす・ぽっぷ」。試行錯誤の中から生まれたアイデアでしたが、お陰様で今ではウェブのアクセス数が毎回上位にランクインするほどの人気コンテンツとなりました。今日は編集部の一員として、真面目に本企画にまつわるお話を書かせていただきます。
2006年末頃から、もっと多くの在英邦人が持つ生の声を反映させることができるページを作りたいと思っていたんです。一番簡単なのは読者投稿欄のスペースを大きく取ることなのですが、これではちょっとインパクトに欠ける。そこで考えたのが、皆様の声を積極的に拾うことの出来る街頭調査でした。
まず考えたのが、企画のタイトル。英語の「vox pop=街頭インタビュー」の響きがおもしろいからと、そのまま平仮名に直してタイトルとしました。次に社内スタッフを集めてプレゼンし、社員の了解を取ることにも成功。この時点で企画が通ったので、後は実践するのみとなりました。
街頭調査の担当には、繊細な心と図太さを併せ持っている20代前半の女性Tさんを指名。彼女は持ち前のガッツを発揮して、毎回の企画構成から、具体的な質問項目の作成、街頭での突撃インタビュー、そして写真撮影まですべて1人でやってしまいます。そして集計したアンケートが彼女から編集部へと提出されると、今度はまた別のスタッフがこのデータを元に調査結果を表すグラフを作成し、最後に解説文を執筆。これで編集作業は完了します。
街頭調査を行っていると、立ち止まって優しく笑顔で応じてくれる人、回答に窮してしまう人、一瞥もくれず通り過ぎていく人、と色々な反応に出会います。そして在英邦人のそういった生の反応を間近で観察できる稀有な機会として、ぶぉっくす・ぽっぷは編集部スタッフが仕事抜きで楽しみにしている企画の1つとなっています。今後も在英邦人の深層心理を探る質問項目を多数用意しているので、街でぶぉっくす・ぽっぷ調査班に遭遇したら、是非とも皆様のご協力をお願い致します。(籠)
回答を記入したアンケート用紙は今でもすべてオフィスに保存しています