温泉に行きたい

2007年1月30日 By 編集部員(麟)

2月1日発刊号では、特集としてスパを取り上げています。 日本を出て恋しくなるものに、お風呂や温泉を挙げる人は多いのではないでしょうか?今特集の一環として、そんな方々のために(そしてその内の1人である私のために)、バースにようやくオープンした温泉施設を取材してきました。

オープンが遅れ遅れになりながらも満を期してバースに登場したスパは、一見オフィス・ビルかと見まがうほどの近代的な建物。更衣室は男女兼用で、着替え用にはエレクトリカルな個別ブースが備え付けられています。ロッカーの鍵もこれまたエレクトリック。腕につけられる装置をロッカーに当てて鍵の開閉を行います。まだ出来たばかりであたらしいからか何もかもがモダンでした。

ここは、地階にトリートメント用のプライベート・プールを含めた2つのプール、屋上にもバースの街を眺望できる野外プール、そしてその間にエッセンシャル・オイルの香り漂うスティーム・ルーム、そしてヘルシーなフードをそろえたカフェがある巨大温泉施設なのですが、日本人である私には、どうしてもどうしてもどうしても受け入れられないものが1つありあました。それは、水温。

インフォメーション・スタッフによると、バースは英国唯一、温泉水が湧きあがる土地だそうです。この湧き上がる温泉の水温は実際には45度ほどあるのにもかかわらず、温泉施設では、このお湯が35度程度にまで薄められています。35度の温泉って、温泉と呼べるのでしょうか??? 熱いお風呂に慣れていない英国人には温泉かもしれませんが、日本人の感覚では「温水プール」です(涙)。

プライベート・プールで行われるトリートメントを受けたのですが(詳細はスパ特集を参照のこと)、確かにゆったりとリラックスできるのだけど、トリートメント終了時には唇がムラサキ。ちょっと不健康になった気がしました。もうちょっと温度が高かったら、本当に本当にリラックスできただろうにと残念でなりません。日本人のために水温高めのプールを作ってくれるよう、在英日本人一丸となって署名運動を繰り広げたら、ちょっとは考えてくれるかしら???

さて特集では、バースのスパのほか、ロンドンのおすすめスパ(プール施設のないものもあります)などを、ラグジュアリーなものからアフォーダブルなものまでいくつか取り上げました。さらには、スパに行くのは何となく苦手という人のために、自宅でのバス・タイムが楽しくなるバス・グッズのご紹介もしていますので、乞うご期待(いや、ガッカリしないようにチョッピリの期待で充分です)。豪華プレゼント企画もあるので、お見逃しなく~。皆さんの予算と気分に合わせた素敵なバス・タイムに貢献できれば幸いです。

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