ハートフィールドに行けない
2008年9月30日 By 編集部員(籠)
9月も終わりに近付いてきました。皆様、お元気でしょうか。英国滞在6年目にして、最近やっと旅行の楽しさに目覚めた遅咲きの(籠)です。先週末にはロンドン郊外イースト・サセックス中部に位置する小さな田舎町、ハートフィールドに行ってきました。いや、行けませんでした。
以前、旅行関連のPRを手掛ける方とお話させていただいた際に、「ハートフィールドがいいよ」とのご推薦を受けたのです。旅行のプロがお勧めする場所であれば外れはないな、と。そこで我が故郷、ニュークロスからまず電車でタンブリッジ・ウェルズという駅まで行き、そこからバスに乗ってハートフィールドに到着する、という計画を立てました。
でも、ハートフィールドには着かなかったのです。
タンブリッジ・ウェルズ駅から、バスに乗るまでは上手くいきました。でもそれから1時間ぐらい経っても、まだ着かない。そこでバスの運転手さんに聞いてみると、「ハートフィールドなんていかないよ」と言うではありませんか。驚いて乗車時に購入したバスの切符を確かめてみると……
行き先がハートフィールド(Hartfield)じゃなくて、アックフィールド(Uckfield)になっている。「フィールド」しか合ってないじゃん
しかも悪いことは重なるものです。その時分かったことなのですが、バスの中でこっくりこっくりしているうちに、そのアックフィールドまでも寝過ごしてしまっていたそうなのです。慌ててバスを下りた僕が辿り着いた場所は、イースト・サセックス南部のルイス(Lewes)。ハートフィールドからは30キロも離れています。
ちなみにルイスから海辺の街ブライトンまでは約10キロとのことです
日本からの観光旅行者ならともかく、もう6年も英国に住んでいて、こんな初歩的なミスを犯してしまうのってお恥ずかしい。何をどう間違ったら、ハートフィールドがアックフィールドになるのでしょう。しかも僕はなんで寝過ごしてしまうのでしょう。
そんな自戒の念を抱きながらも、この日初めてその存在を知ったルイスという街の観光を、やっぱり楽しんでしまうのでした。
失敗を繰り返してばかりなので、気持ちの切り替えだけは上手になったような気がする今日この頃です。(籠)