冠詞の使い方が分からない その1

By 編集部員(籠)

今さらながら、英語の文法がよく理解でず、困っています。

最近、お仕事で、英文の手紙を書く機会が増えてきました。大事なお手紙は、プリントアウトしたものを英人スタッフに渡して添削してもらうのだけれど、「ミスター籠、ワード文書をメール添付で送ってくれるかな、プリーズ。そっちの方が速いしね。ノー・オフェンス」なんて言いながら、ガンガン上書きされる。英国生活も既に8年になろうとしているのに、簡単な英語の文章すらまともに書けなくてお恥ずかしい。

特によく直されるのが、冠詞の使い方。中学1年生時の英語の授業で、一番初めに習った項目のはずなんだけど、あの頃の僕は一体何を学んでいたのだろう。っていうか、英語の冠詞の用法ってなんでこんなに理不尽なの? 「曖昧な日本語に対して、英語は非常に論理的な言語だ」なんて言った奴は一体どこのどいつだ、出てこい!

……ちょっと興奮し過ぎたようです。失礼しました。いやね、僕だって、リンゴが1個だと「an apple」で、2個になると「two apples」 になることぐらいは分かりますよ。これでも義務教育ちゃんと受けたからね。でも手元にある教科書にはですよ、「Dogs are faithful animals」なんて例文と共に、「一般論として語る場合は複数形にすることもある」みたいなことが書かれている。これがよく分からない。

話し手なり書き手が一般論を述べていることを示すためには、最初に「一般的に話すとだね」みたいな一言を入れれば済む問題じゃないか。何を面倒くさがっているんだ。語尾に小さく「s」入れたり入れなかったり、なんでそんな紛らわしい区別するんだろうか。むしろわざとその辺の境界をボカそうとしているのかな。「(大声で)皆がそう言っているよ!(ボソッと)と個人的には思う」って言うみたいに。

あと「複数形にすることもある」といった曖昧な言い方じゃなくて、するのかしないのかそろそろはっきりして欲しい。21世紀のグローバル社会では、第二言語として英語を学ぶ人のことをもっと考慮すべきだと思います。女王でも首相でもケンブリッジ大学の名誉教授でもいいから、誰か偉い人が率先して「言語改革」を進めて欲しい。

「冠詞のルールを明確化する」ってマニフェスト掲げて、誰か選挙に出馬してくれないかな。そしたら外国人から支持集めるだろうに。あっ、外国人は選挙権ないか。(籠)

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