ヘルシンキへの旅の始まり

By 編集部員(籠)

ロンドンで30度を超える真夏日が続き、冷房のついていないオフィスで社員全員が喘ぎ声を上げていた6月末のある日、僕は取材のため、ヘルシンキへと向かっていました。

誌面では英国で起きているニュースなりイベントを主に扱っているので、普段は取材先も英国内がほとんどです。それがなぜ、飛行機に乗ってわざわざフィンランドの首都まで行くことになったのか。

実はヘルシンキが、日英の中継地として利用価値の高い場所だという話を小耳に挟んだからです。ロンドンから飛行機で約2時間半。日本からは9時間半で、ヘルシンキって、意外にも日本から最短で行ける欧州の地なんだそうです。観光旅行先としてはもちろんのこと、日本への行き帰りに際しても、ヘルシンキ空港ってなかなか便利らしいのです。

しかも北欧って、これまで僕が訪れたことのある、ローマとかパリといった欧州の地域とは、全くの別世界であることにも興味を覚えました。サンタ、ムーミン、キシリトール、ノキア、サウナ、白夜、オーロラ、イッタラ、マリメッコ・……。朝7時半にヒースローを出発した便に乗りながら、一人でフィンランドについての連想ゲームをしていると、飛行機は既にフィンランドの上空に入っていました。

フィンランド

国土の65%が森というだけあって、下界には緑色の世界が広がっています

こうして、ヘルシンキをめぐる2泊3日の旅が始まったのです(今週は、頑張って毎日更新しています)。

今日の1枚

フィンランド機内から見えたモクモク雲。フィンランド航空が使う青色ってきれいだな

取材協力: FinnairVisit FinlandFinavia日本政府観光局(JNTO)

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